深川麻衣、30代で仕事観に変化「凹んでしまうことが多かった」完璧主義から脱却

深川麻衣に写真集「Free Mind」についてインタビュー撮影:山田健史

俳優の深川麻衣の写真集「Free Mind」(幻冬舎)が2月8日に発売。彼女にとって二冊目の写真集となる本作は、深川自らの提案をきっかけに実現したという。撮影は沖縄県の石垣島と竹富島で行われ、海辺ではしゃいだり、イルカとたわむれたり、古民家でのんびり過ごしたりする深川と、共に沖縄旅行を楽しんでいるかのような内容となっている。今作への思いを深川に聞くとともに、30代を迎えてから変化したという仕事観や最近のマイブームなどについて語ってもらった。

30代を迎えるにあたってなにかを形に残せたら


――今作の企画はどのようにスタートしたのでしょうか?

最初は、事務所の方に「私が30代を迎えるにあたってなにかを形に残せたらいいな」と相談していたんです。それから幻冬舎さんと写真集を作りましょうという話もして企画が立ち上がっていきました。でも、その後にコロナ禍もあったので、発売まで長い時を経て、やっと実現することができました。

――年齢の節目で出したいという企画だったんですね。

最初は20代のラストか、30代に突入してすぐくらいに出せたらいいなとお話していたんですが、いろいろと先が見えない状況の中で企画を進めることが難しくて。

――撮影を川島小鳥さんにお願いしたのは、深川さんの発案だそうですね。

等身大の自分を切り取ってもらえたらいいなと思ったので、小鳥さんにお願いしました。小鳥さんには一度撮っていただいたことがあるのですが、写真集は今回が初めてでした。小鳥さんの撮る写真のチャーミングなところや、温かい目線がすごく好きなので、今回も出来上がった写真を見て、「あ、小鳥さんの写真だ」と思えて、すごくうれしかったです。

深川麻衣撮影:山田健史


イルカにキスしてもらった写真は宝物


――沖縄を選んだ理由は?

一冊目の写真集は金沢で撮影したのですが、もし二冊目を出すなら海外で撮影したいなと思っていたんです。でも、コロナ禍の影響もあって難しくなってしまったので、国内ならどこがいいかなと考えて。一冊目が寒い時期だったので、シチュエーションを変えるという意味でも、今度は暖かい場所で違う雰囲気の写真を撮りたいなと思って沖縄にしました。

等身大で自然体な撮影というコンセプトと、石垣島と竹富島のゆったりした空気感とか温かさとすごくマッチするんじゃないかなとも思いました。初めてのシーサー作りもきれいなビーチも思い出深いですが、特にイルカがかわいくて。ほっぺにキスをしてもらった写真は、宝物の一枚です。

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