ーー皆さんの魅力は、女性が隠したいって思う部分を赤裸々に発信しているところが面白く、親近感を感じるところだと思います。登録者数が174万人もいる中で、ありのままの姿を動画でさらけ出せる原動力や、モチベーションはどこから生まれてくるのでしょうか?
まりな:酔っ払いとかって企画として撮っているわけじゃなくて、本当にもう酔い潰れちゃったのが視聴者さんと一緒で、もう気付いたら世に出ていて、後日動画になっているのを知るって感じなんです。でも、それがすごい嫌!とかじゃなくて、皆面白ければいいよねみたいな、全員そういう性格で。なんかほんとそれだけ。恥ずかしいとかより、楽しんでもらえればいい。「おもろいじゃんこいつ」って思ってもらえばいいんですよね。
ありしゃん:嫌々出してるわけじゃないからね。「自分の人生切り売りしてるな」と思いながら出してるわけでもなくて、私たちの普段のホームビデオを友達に「ねぇ見て、この動画面白くない?」って見せている感覚に近いです。
ーーなるほど、では企画会議とかをがっつりやるグループではないですか?
ありしゃん:ないですね。逆に企画会議で出すものって「あれ微妙じゃない?」って感じに後々なるんです。本当にふと、ポンって載せた動画とかが再生回数が良かったりするんですよ。
ーー酔い潰れてる姿とかも「これって出していい?」とかは聞かないですか?
まりな:出していい?はないな…。だから逆に酔っ払い撮るよ!って言われると撮れないんですよ。自然体でいられなくなっちゃって、飲めなくなっちゃう。プレッシャーというか、期待値が上がってしまうんです。視聴者の子から「酔っ払い動画、早く見たいです!」とか言っていただけるんですけど、逆にちょっとやりたくなくなっちゃうというか。”完全に仕事”みたいな感じになっちゃうとダメで、本当に楽しくて、わーっ!てなった動画が出てるっていうのは自分の中でいいというか、企画じゃないからこそ、苦に思わずとても楽です。
ーー皆さんは3人組ですが、奇数のグループを存続させるのって結構難しいと感じます。コミュニケーションを取る上で、意識していることや気をつけてることはありますか?
ありしゃん:女子特有、悪魔の“3”というね数字ね!
さおりん:世の中ではよくそう言われているよね。でも変に深掘りはしないです。察するというか、聞くとこは聞く、触れないとこは触れない。飲んでいる時にお互い話したりもするし、爆発して言い合う時は、めっちゃ酔っぱらってる時だもんね。影でコソコソとか、悪口は絶対ないです。酔ってる時に皆で言い合う。
ありしゃん:あとは、私たち3人っていうのに慣れているかもしれないです。まりなは2人兄弟だけど、私もさおりんも3人兄弟なので、意識したことがないですね。
ーーコロナが徐々に収まり、昨年では女性YouTuberにスポットが当たり活気が湧いていると感じました。企画費1000万円を懸けた女祭りや、総勢23名が集まった女だらけの運動会等を企画したきっかけはありますか?
ありしゃん:率直に、男性YouTuberがすごく盛り上がってる中で、女の子だけ集めて団結して盛り上げられたらなと思って。私は、昔から皆をまとめて何かをやることが好きだったし、学校の文化祭じゃないですけど、そういう感じのノリで女の子だけ集めてやって、思い出作りの1つとしてできたらいいな...っていうのがきっかけでした。
さおりん:だから相手のチャンネルに私たちを必ず出してとかもないし、来たかったら来て!出たかったら出て!女子も盛り上がっていこうよ!のノリだよね。だから参加してくれる子たちも、女祭りって言葉通りお祭り気分で楽しんでくれているような気がします。
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