聴きたかった声／学芸大青春のジュネッセンス!! 【「音とともに生きる。」from 相沢勇仁】

「現実世界とメタバースを行き来する」というコンセプトを掲げ、楽曲やライブパフォーマンスを届けているダンス＆ボーカルグループ、学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)。音楽・料理・故郷・趣味・日常――3周年記念ライブから「素顔」を解禁して活動をスタートした学芸大青春メンバー5人それぞれの「センス」と「エッセンス」を、毎週連載コラム「学芸大青春のジュネッセンス!!」でお届けします。

2022年の11月28日、日本武道館で行われた平井大さんのライブ「HIRAIDAI TOUR 2022」を、メンバーと観に行かせていただきました。

もともと平井大さんが好きで、特によく聴いていた楽曲の数々も披露してくださって、どの曲も圧巻のパフォーマンスで胸が躍りました。平井大さんはソロのシンガーですが、ライブの時はバックにバンドメンバーやコーラス隊を率いた編成でのパフォーマンスをされていて、音に厚みも生まれるし、その場でつくられる一体感やグルーヴを肌で感じられて、とても心地良かったです。

普段はウクレレやアコースティックギターを弾いているイメージだったのですが、LIVE中はエレキギターを弾きながら歌唱されていた楽曲も多く、ギターソロの演奏まで自分でされていて、歌とギターで音楽を奏でてきたシンガーの実力というか、本気を目の当たりにして興奮しました。

そして、MCでも素敵だったのが、奥さんに電話をかけてビデオ通話を始めたことです(笑)。平井さんは奥さんの事を〈wifey〉と呼んでいて、「wifey! 今LIVEしてるから待っててね」とステージの上から奥さんに伝えていて、隣の席で見ていたメンバーの陽介と思わず「平井さん、可愛いね」って話をしてしまいました(笑)。

僕自身もライブ活動をしている身として素敵だなと思ったのが、カップルで来ているお客さんに「何が聴きたい？何歌って欲しい？」と尋ねてリクエストされた楽曲を、その場で即興で披露されていたこと。とても感動しました。何より、僕らはコロナ禍の影響でなかなかファンの皆さんと声を出してのコミュニケーションを取れなかったので、まずはそれが凄く羨ましかったですし、僕もファンの皆さんと言葉でコミュニケーションが取れたら幸せだな、という想いが強くなりました。色んな感情に触れられた平井さんのLIVEは、とても素敵な空間でした。

声出しができるライブへの強い想いも抱いていた期間も経て、僕らは今、5th LIVE TOUR「ダンス！ダンス!!ダンス!!!」を敢行しています。大好きなファンの皆さんの声が聴けることの喜びを噛み締めながら、音楽を思いっ切り楽しんでやろうと思います。