『シン・エヴァ』綾波レイのコスプレイヤー、こだわりを語る「素の状態で勝負しました」

2023/02/28 08:00 配信

グラビア

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」綾波レイ/宝生渚さん(写真左)、式波・アスカ・ラングレー/紫杏みらさん(写真右)撮影:ソムタム田井

世界最大規模の造形フィギュアの祭典として知られる「ワンダーフェスティバル(略称:ワンフェス)」。その最新回に当たる「ワンダーフェスティバル2023[冬]」が、2月12日に幕張メッセにて開催。大勢のサブカルファンが集結し、会場は大盛り上がりとなった。本記事では、そんな「ワンフェス」のもうひとつの見どころである“コスプレエリア”に注目。新旧さまざまな作品のキャラクターに扮したコスプレイヤーたちに“コスプレのこだわりポイント”を聞いた。

「エヴァンゲリオン」や「ウマ娘」レイヤーたちにこだわりを直撃


衣装そのものは既製品ですが、ワンポイント、自分ならではの要素を入れたくて。首周りやインターフェイス(頭部に付けるパーツ)、胸元のロゴなどにラメ加工を施してみました。(「シン・エヴァンゲリオン劇場版」綾波レイ/ちょもさん)

こだわりポイントを挙げるとしたら、前髪やツインテールがふんわりとした仕上がりになるようにセットしたこと…ですね。特にツインテールは、短い部分を作って“跳ね”の再現も意識しました。(「シン・エヴァンゲリオン劇場版」式波・アスカ・ラングレー/紫杏みらさん)

胸が控えめなキャラのコスプレをすることが多いんですけど、今回も谷間を作ったりはせずに素の状態で勝負しました(笑)。(「シン・エヴァンゲリオン劇場版」綾波レイ/宝生渚さん)

ピンと立った耳が可愛いキャラなので、どんなに風が吹いても形が崩れないように、グルーガンでカチューシャに固定したことですね。(「ウマ娘 プリティーダービー」カレンチャン/黒兎さん)

特設ステージで行われるコスプレギャザリングにMCとして出演させていただくので、それに合わせて、スペちゃんの衣装の中でもいちばんステージ映えするものを選んで用意しました。(「ウマ娘 プリティーダービー」スペシャルウィーク/てんどんまる。さん)

こだわったのは、両耳を磁石で固定する形にしたことですね。ピンと立たせるだけでなく、あえて寝かせて、しゅんとした雰囲気を再現することもできるので気に入っています。(「ウマ娘 プリティーダービー」トウカイテイオー/神奈さん)

また、「ワンフェス」とは、プロ・アマチュアを問わず誰でもフィギュアや模型といった造形物を出展・販売できる大型イベントで、1984年にプレイベントが初開催。そこから徐々に規模が拡大していき、近年では大手企業も続々と参入するようになった。

この度の「ワンフェス2023[冬]」では、限定グッズの販売や人気声優によるステージ企画に加え、「機動警察パトレイバー」のデッキアップイベントも実施。実物大98式AVイングラムが展示され、こちらも好評を博していた。なお、次回の「ワンダーフェスティバル2023[夏]」は、2023年7月30日(日)に開催予定。


取材・文=ソムタム田井