「有吉の壁」芸人インタビュー!ロッチ中岡『雪山で足もげそうに…』

2017/06/21 15:36 配信

バラエティー

「有吉の壁VIII」に出演する(前列左から)森田哲矢、中岡創一、松崎克俊、(後列左から)東口宜隆、長田庄平、松尾駿、平子祐希(C)NTV

6月24日(土)、日本テレビ系にて放送される「有吉の壁VIII」。放送に先立ち、ロッチ中岡創一さらば青春の光やさしい雨松崎克俊ら参加芸人たちにインタビューを実施。前編となる今回は、ロケに向けての意気込みや、過酷なロケの裏側などを語ってもらった。

――今回で第8弾となりますが、改めて今回のロケに向けての意気込みをお願いします。

中岡創一(ロッチ):そうですね、何回か出させてもらってるんですけど、もうスベった時はエグい空気になるんで…。

一同:(苦笑)

中岡:もうそれだけにはなりたくないんでね。たまに(OAに乗らなくて)出てないことになってる時もあるんで(笑)、今回はそうならないように頑張ります。

――中岡さんは今回も「先輩の壁」として、他の芸人さんたちと戦っていかなければならないと思いますが…。

中岡:そうなんですよ。誰もこの「先輩の壁」を破ってこないので、常に僕が出させていただいてるんですけど(笑)。低めの壁をスタッフさんが用意したはずなのに、誰も超えてきやがらないという…。

森田哲矢(さらば青春の光):誰かが超えてる時ありますけどね(笑)?

中岡:まあ、そんな感じです(笑)。

森田:僕らは毎回本当に死にもの狂いというか。いつも「これが最後」と思ってやってます。

東口宜隆(さらば青春の光):そうですね、毎回呼んでもらえてることがありがたいという感じなので。

森田:やっぱり1回スベったら「あ~、もう呼ばれへん」っていうのが頭をよぎるんです。特にこの(今日集まった)メンバーは、(スベるたびにそう)思うんですよ。

一同:(笑)

森田:本当に毎回、「(今回は)やべえかな~?」って収録終わりに(思うんです)。で、次の(番組収録の)知らせが届いた時に「おっしゃ!」ってなるんです。

毎回「本編で流れなかったネタはHuluで」みたいな(救済措置があるんですけど)、たまにHulu版にも入ってない時があるんです。だからもう、今回も死にもの狂いで頑張ります。

東口:毎回有吉さんに笑っていただいてホッとできる時があるんですけど、本当に笑いはらない時が(あるんです)。

森田:あんなに“ゲラ”な人がホンマに笑わん時があるんですよ(笑)。

東口:で、(有吉さんの)横見たら、佐藤栞里さんも笑ってない時があるんですよ。今回も恐る恐るですが、何とか一生懸命食らいついていけたらなと思ってます。

松尾駿(チョコレートプラネット):あの~、自分のスケジュールに「有吉の壁」っていう文字が入った途端に、一気に憂鬱(ゆううつ)になるという…(笑)。今度ロケに行くんですが、(まさに今が)絶賛“憂鬱期間”に入ってまして。

さっき森田君も言ってたんですけど、やっぱりロケが終わって、次の回に呼ばれたところでやっと、前回の自分が「あ、大丈夫だったんだ」って安心できるんです。なので、今考えたら(番組に関わる中で)楽しい期間って全然ないんですよね。

一同:(笑)

松尾:でも、周りの芸人とか結構見てくれてるんです。「あれ面白かったですね」って言われるとうれしいんで、もう本当に、それだけのために頑張ってやってます(笑)。

長田庄平(チョコレートプラネット):僕らのようなネームバリューのない芸人は、本当に「どうしたら次につなげられるか」っていうのが一番の課題なので、もう常に頭をフル回転させてますね。

本当にあの場で、即興でネタを数多くやらないといけないので、もう集中力が途切れられなくて。ロケが終わったらクタクタになりますね。

平子祐希(アルコ&ピース):僕、本当は出たくなくて…。

一同:(笑)

森田:暗いな~。

平子:ずっと「こういう芸人になりたい、こういうことを仕事としてやっていきたい」って思い描いてきて、希望を持って(この世界に)入った時と全く真逆のお仕事なんです。僕はもっと、間と雰囲気と空気感を重んじたオシャレよりの芸でもってやっていきたいって思っていたので。

この番組に何度か出させてもらっていて、オンエア率こそ死ぬほど低いですけど、それでもやっぱり即興で何かをしなきゃいけないという状況で、本当に追い詰められた時に、毎回僕、気付くと服を脱いでるんですよね。

一同:(笑)

平子:「自分が追い詰められた時に人間性が出る」っていう話がありますけど、「俺は、服を脱ぐんだな」っていう新しい発見というか、人間としての部分を気付かせてもらいましたね。

だから視聴者の皆さんには、「バラエティー」というより「人間ドキュメンタリー」としての見方をしてもらった方が、(僕らがやっていることと)近いかもわからないですね。(芸人たちが)苦しむさまを楽しんでもらえたらと思います。

松崎克俊(やさしい雨):僕は多分、出演者さんの中で一番ネームバリューも無いので、正直(同じ事務所の)有吉さんのバーター枠みたいな感じで出させてもらっていて(笑)。

それが前回、パーマ大佐に代わられていたので「やっちまったな!」と思ってたんですけど、今回見事パーマ大佐に勝って(今日)この場にいられるってことがすごいホッとしています。今度こそは、(バーター枠を)取って代わられないように頑張りたいと思います!

――毎回多くの芸人さんが参加されますが、皆さんがライバル視している芸人さんはいらっしゃいますか?

中岡:いや、(現場が)過酷なので、ライバル視はあんまりしていられないというか。「みんなで助け合わないと」っていうところが正直あるんですよ。

もちろん、誰かがウケて「悔しいな」みたいなことはちょこっとありますけど、それよりも助け合い、支え合いという。だから本当に、「24時間テレビ」的な。「芸人24時間テレビ」的な感じです(笑)。

森田:変な空気になった時、「だ、誰か行け!」みたいな。「行けるヤツはいないか! 全員で盛り上がるから、誰か行ってくれ!」みたいな感じですよね。

長田:「こけただけで笑うから!」みたいな。

一同:(笑)

――参加されている芸人さんの中でも、とにかく明るい安村さんは毎回まゆ毛をそったり髪の毛をそったり、体を張られているなと思うのですが、皆さんは間近でご覧になっていていかがですか?

長田:安村さんはもう、回を追うごとにこれに懸ける感じが…。

森田:多分あの人、10年後この番組しか出てないと思いますよ(笑)。ずっと番組が続くなら。

平子:アイツだけ連携が取れてないんですよ。

一同:(爆笑)

森田:確かにそうっすね(笑)。

平子:ああいうことをやっちゃうと、僕らのその場の即興具合っていうのが本当に弱まっちゃうんで。

長田:やっぱりちょっと、(他の芸人との)バランスを考えますよね。

平子:そう。(安村は)「自分だけ秀でればいい」っていうスタンスだから。

一同:(爆笑)

松尾:前回(の安村)はひどかったですよね(笑)。

森田:前回はそうっすね。でも、それでMVP取ってるんでね。ウケたんですけど。