大型オーディション番組「Japan's Got Talent」の決勝が、2月25日にABEMAで生放送され、オペラ歌手のMaria Seiren(マリア セレン)が優勝者に決定し、番組終了後にSeirenと応援アンバサダーのウエスPとゆりやんレトリィバァによる囲み取材が行われた。
「Japan's Got Talent」は、ダウンタウンの浜田雅功、GACKT、山田孝之、広瀬アリスといった審査員たち4名が、世界中のさまざまな才能を持った未来のスターとなりうる原石を日本で発掘する公開オーディション番組。進行役は、かまいたちの山内健司、濱家隆一が務め、過去に「Got Talent」シリーズに出演して各国の敏腕審査員たちをうならせたウエスPとゆりやんレトリィバァが応援アンバサダーに就任した。
決勝では、アバンギャルディ、AIRFOOTWORKS、熊本エミ、CJDA、544 6th Ave、KiLa、帝塚山学院ダンス部、Maria Seirenの8組の最終パフォーマンスの披露後、視聴者投票によってMaria Seirenが優勝者に決定し、世界へ羽ばたくための準備費用として賞金1000万円と、ラスベガスで最も歴史のあるショーのひとつ「V-The Ultimate Variety Show」への出演権が渡された。
今回、優勝したMaria Seirenは、男声と女声の歌を歌い分ける両声ヴォーカリストで、「日本にいながら、世界に挑戦できるチャンスをぜったいつかみたい」との想いで「Japan's Got Talent」への出場を決意。準決勝では、ひとりでカウンターテナーとテノールとを歌い分ける「Time To Say Goodbye」でみごとゴールデンブザーを獲得し、審査員のGACKTからも「歌が非常に美しい」と絶賛されていた。
優勝後、Maria Seirenはまず、「ずっと優勝できるかどうか、ものすごくドキドキしていたんですけれども、名前を聞いた瞬間に、本当に感無量とはこのことだなと思ったとともに、これがゴールではなくて世界に向かうスタートだ、そういうふうに思いました」と優勝時の気持ちを明らかにすると、「準決勝でゴールデンブザーをいただきましたので、それよりもよりいいパフォーマンスをしなければみなさまに納得いただけない。より歌に気持ちを込めて歌えるように、毎日、練習しました」と決勝に向けて準備したことを明かした。
声変わりを機に両声で歌うことを始めたというMaria Seirenは、「自分の声がどんどん低くなっていくことに耐えられず、どうにか少年の時のような声が取り戻せないか、ひたすら歌ってみたら、突然、できるようになったので……やはりコンプレックスに立ち向かうことが、神様からギフトをもらえたのではないのかなと思います」と男女両声の声を宿す奇跡のオペラ歌手の成り立ちを打ち明けた。
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