コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回ピックアップするのは、スパダリすぎる殺し屋と、ピュアすぎるスパイの危険で甘い契約結婚を描いた漫画『アサシン&シンデレラ』だ。
作者の夏野ゆぞさんが2月10日に本作をTwitterに投稿したところ、3.2万を超える「いいね」が寄せられ、「尊い、好き」「キュン死した」「ヒロインかわいすぎる」などといったコメントが集まった。この記事では夏野ゆぞさんに話を伺い、創作の裏側などを語ってもらった。
ライバル組織のエリートアサシン(殺し屋)の弱点を探るため、潜入捜査をするスパイ・寧々子。恋人に扮して弱点を握ろうとするも、ターゲットのアサシンには、偽名であることはおろかスパイであることまでもがバレていた。
死を覚悟する寧々子だったが、アサシンは寧々子を手にかける気配もなく、今まで以上に優しく接してくれる。しかし、スパイであることがバレて、潜入捜査が失敗したのは事実。「組織に戻って処分を待つだけです」と胸中を明かすと、アサシンはいきなり「僕の奥さんになってほしい」と契約結婚を持ちかけたのだ。
なにか企んでいるのではないかと困惑している様子の寧々子だったが、アサシンからの愛は日に日に大きくなっていく。アサシンは、寧々子がスパイだとわかっていながらも、自分のために努力をしている寧々子に惚れていたのだ。「キミを甘やかしたいんだ…めちゃくちゃに」の告白から始まる甘くて危険な契約結婚の先に待ち受けるものとは…。
ライバル関係のアサシンとスパイが甘々な契約結婚生活を送る様子が描かれた本作。イケメンなアサシンの溺愛っぷりも話題を呼び、Twitter上では「キュンがとまらない」「アサシンの色気がやばい」「イケメンが女の子を甘やかすの最高」などの声が続々と寄せられた。
――『アサシン&シンデレラ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
「目が死んでる危ない系の男子が好き…でも危ない男子はこわいよね…。でもそんな危ない男子が死んだ目で甘やかしてくれたらめっちゃいいよね…。おいしいご飯も作れるスパダリでさ…」みたいな感じで作りました。
――本作はスパイとライバル組織の殺し屋が契約結婚するというスリルたっぷりの作品ですが、描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
一瞬ドロドロ系な漫画に見えるかもしれないのですが、実際はそんなことなくて、溺愛甘々漫画です。キャラの絡みやドキドキできるかわいいシーンが詰まっている「こういうのでいいんだよ~」な漫画になっていたらいいなと思います。
――本作ではライバル組織のアサシン・緒臣とスパイとして近づいた寧々子、2人のピュアさが印象的です。お互いのキャラクターはどのようにして生まれたのでしょうか?
「怪物」が「普通の子」にベタ惚れしている関係が昔からとても好きで、よく描いている気がします。ハンニバルとかキリング・イヴみたいな。そんな感じのつもりで描いていたので、尊い…系の感想をたくさんいただいて驚きました!
――本作の中で、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
「小さい頃のわたしはシンデレラに憧れてたんです~」のシーンでしょうか?ウエディングドレスっていう衣装自体がものすごく好きなんです。
それとこのシーン、最初は全然違うセリフだったのですが、タイトルが「アサシン&シンデレラ」に決まってからギリギリで変更しました。タイトル案を20個くらい挙げた中で、担当さんがコレ!って決めてくれました。「好きな方向性だけど、溺愛とか甘々とかいれなくて大丈夫かな…」って不安だったのですが、すごく気に入っているタイトルです。
――夏野さんが描く作品は、主人公が殺し屋や執事、メイドなど日常生活とはかけ離れた設定で描かれる作品が多いようにお見受けします。作品を生み出す際に意識していることや心がけていることはあるのでしょうか?
コスプレやケモ耳やスーツが好きなんです…。描きたいコスプレから作品の内容を決めてることもあります。…考えてみたら多分そうです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
いつもありがとうございます!読者の方が楽しんでくれているのを見ると頑張れます!続きはガンガンONLINEで連載中なので、ぜひ初めての方も読んでみていただけると嬉しいです。
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