鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)と梶裕貴が、2月27日に東京・帝国劇場で開催された舞台「キングダム」帝劇公演千秋楽達成記念会見に登壇。舞台はこれから大阪・福岡・北海道と地方公演へと続いていくが、2人はこの日の帝国劇場公演をもって一足先に“大千秋楽”を迎えたということで、率直な思いなどを語った。
今作は、原泰久の累計9500万部を突破した同名漫画を舞台化したもので、2人の少年を中心に動乱の春秋戦国時代を描く歴史スペクタクル。春秋戦国時代の中国で、戦災孤児の少年・信(三浦宏規/高野洸)と玉座を追われながらも後に始皇帝となる若き秦国王・えい政(小関裕太/牧島輝)が、時代の荒波にもまれながら友との約束のため、自身の夢のために史上初めての中華統一を目指す物語だ。演出を山田和也、脚本を藤沢文翁が手掛けている。
会見には三浦、高野、小関、牧島、川島海荷、華優希、美弥るりか、有澤樟太郎、梶、鈴木、神里優希、そして一足先に千秋楽を迎えていた梅澤美波(乃木坂46)もサプライズで登場した。
異母兄・えい政に対してクーデターを起こし、玉座を手にする成きょう役の鈴木は、帝国劇場で千秋楽を迎えた感想を「僕は皆さんより一足先に大千秋楽を迎えてしまって。最近、より仲良くなってきたというか、盛り上がってきて、これから地方に行くぞ!というタイミングで終わってしまうのがすごくすごく寂しいんですけど…」と、東京公演のみの出演に寂しさをにじませる。
続けて「この歴史ある帝国劇場の舞台に、そうそうたるキャストの皆さんと出演できたことがすごくうれしくて、ダブルキャストの(神里)優希君をはじめ、さまざまなキャストの皆さん、スタッフの皆さんに支えられてここまで来られたんだなとすごく思います。まだ(地方公演が)51戦もあるので、キャストの皆さんが怪我なく千秋楽まで走り抜けられるように心から祈っています。これから頑張ってください!ありがとうございました」とエールを送ると、他のキャスト陣は「はい!」「頑張ります」と、鈴木の思いをしっかり受け取っていた。
また、えい政に忠誠を誓う秦軍の将・壁を演じる梶もこの日が大千秋楽。まだ不慣れだという舞台、そして本格的な殺陣に対する不安はあったそうだが、梶は「本当にこのカンパニーの皆さんと一緒だったからこそ、今日(千秋楽)を迎えられたと思っていますし、この帝国劇場という場所には、独特の緊張感と高揚感があるなと。すてきな場所だなと思いながら、感謝をかみ締めながら毎日公演させていただきました」と、しみじみと振り返った。