元日向坂46・宮田愛萌「アイドルものを書いてみたら面白いかな」、自身初の小説集発表に早くも今後の作品イメージに言及

日向坂46を今年1月に卒業した宮田愛萌が、2月28日に都内で自身初の書籍である小説集「きらきらし」(新潮社)の刊行記念記者会見を開いた。本会見では、宮田が愛してやまない万葉集をモチーフとした連作短編小説集の発表に加え、「今後書いてみたい小説はアイドルもの」「ピンク髪にしたい」など、卒業後の展望や本書への思いを語った。

万葉集への愛が止まらない宮田愛萌

既に収録作品の一篇「ハピネス」が、「小説新潮」に先行掲載され話題沸騰の中、本書ではその小説を元に、万葉集の都・奈良へ旅する様子を撮影し、宮田のアイドルとして最後の姿が収められている。宮田は、「元々文章を書くのが好きで、授業中に遊びで作った作品に対して周りの反応が良かった」と執筆にあたっての経緯、そして、一番読んでほしい人には影山優佳の名前を挙げ「愛萌には絶対小説を書いてほしいと言ってくださった」と日向坂メンバーへの感謝の想いも明かした。

「この本で伝えたいことは、本は楽しいということと、これを機にあわよくば、みんな万葉集を研究して欲しいです」「そして、沢山の人が興味を持つことで万葉集に関する論文が充実し、それを読んで楽しみたい」と万葉集への想いが溢れて止まらない。

『今回の執筆で一番苦労したところは？』という記者の質問に対し、「文章を書きすぎて、文字数を削るのが大変だった」「予め提示された文字数制限を大幅に無視して二倍くらい書いてしまいました」と苦い顔で語り、報道陣の笑いを誘った。

今後書いてみたいテーマは「アイドルもの」

今後、執筆活動を続けるにあたって、書いてみたいテーマは「まだ決まってはいないんですけど、せっかくアイドルだったのでその経験を生かしてアイドルものを書いてみたら面白いかなと思います」と早くも次回作のイメージにも言及。

また、『他にやりたいことはありますか？』という質問に対しては、「皆さんの期待される回答と違うかもしれないですけど、ブリーチをしてめっちゃ派手な髪にしたい。してみたい色はピンクです」「ピンクが好きなのと、アイドルの間はピンクの髪なんてできなかった。はっちゃけてるって感じがするからしてみたいと思っています」と屈託のない笑顔で答えていた。