<最強陰陽師の異世界転生記>和氣あず未、稗田寧々、鬼頭明里に聞く“最強”と“最弱”なこと

2023/03/01 12:00 配信

アニメ インタビュー

声優・和氣あず未(写真左)、鬼頭明里(同中央)、稗田寧々(同右)

TVアニメ『最強陰陽師の異世界転生記』は、小鈴危一によるライトノベル「最強陰陽師の異世界転生記 ~下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが~」を原作にした作品。朝廷からの裏切りにより死に瀕していた最強の陰陽師・玖峨晴嘉が、「来世こそ幸せになりたい」と秘術・転生の呪い(まじない)を試みると……魔法使いの大家であるランプローグ家の三男・セイカ・ランプローグとして魔力を持たないが陰陽術を使うのに適した、呪力に満ちた身体に転生する。そんなセイカとともに魔法学園で学ぶ仲間たちであり、本作のヒロインであるイーファ、アミュ、メイベル・クレインを演じるのが和氣あず未稗田寧々鬼頭明里だ。まずは3人に、原作を読んだ印象を訊いた。

和氣あず未私の中では、異世界転生モノと言ったら勇ましい男の子というイメージがあったのですが、『最強陰陽師の異世界転生記』は転生した先は、幼い男の子。しかも周りの子たちも同世代だから、かわいいんですよね。でも描写はなんというか……残酷なところもあって。私はそういう作品が大好きなので、読み進めていくのがすごく楽しかったです。

稗田寧々私自身、転生モノにはいろいろ触れてきたんですが、陰陽師をモチーフにしたものは新しいなと思いました。わりと転生モノって、洋っぽい感じが多いと思うんです。だけどこの作品は、日本語の呪文だったり日本の妖怪だったり、日本の要素がたくさん出てくるのが新鮮で。面白いなと思いました。

鬼頭明里私も、異世界と陰陽師の結びつきに新しさを感じました。同時に「陰陽師って、聞いたことはあるけど、一体何なんだ!?」と思って。なんとなくのイメージしかなかったので、その奥の深さに感激しました。

みんなもイーファと話をしていると自然と笑顔が増えるんですよね(和氣)


3人はそれぞれ自身が演じる役をどのようなキャラクターだと捉えているのか。和氣が演じるのは、ランプローグ家の奴隷・イーファ。セイカに精霊を扱う素質を見出され、共に魔法学校へ通うようになる。

【和氣】私が演じるイーファちゃんは、見た目はすごくかわいいんですけど、立場としてはランプローグ家の奴隷。生まれや肩書きだけ聞くとかわいそうですが、将来に絶望を抱いているわけでもなくて、セイカくんといれるだけで幸せっていう、前向きな気持ちがある子。だからみんなもイーファと話をしていると自然と笑顔が増えるんですよね。最初はおどおどして自分の意見も言えないのですが、話数を重ねていくうちにセイカくんに対しても自分の気持ちを言えるようになっていって。ピュアで純粋でかわいらしいところは変わらずに、徐々に大人っぽくなっていくところも素敵だなと思っています。

【鬼頭】イーファは健気なんです。

【稗田】従順すぎてちょっと心配になっちゃう(笑)。

【鬼頭】セイカだからまだ無事だったけど(笑)。

【稗田】ほかの人にもこんなに素直だったら……ね(笑)。