女優の川口春奈が、3月1日に都内で行われた「FENDIジャパンブランドアンバサダー就任記者会見」に登壇した。
「FENDI」は、1925年に若き夫婦アデーレとエドアルド・フェンディがファー工房併設のハンドバッグ店としてローマで創業された。瞬く間にエレガンスとクラフツマンシップ、イノベーションとスタイルに裏打ちされたブランドとして世界的な名声を確立。
川口は「唯一無二な才能に溢れ、確固たる信念と独自性を備えながらも、その歩みを止めない姿勢がFENDIと共通の価値観を共有している」という理由でアンバサダーに起用された。
2023年春夏コレクションの服を着用して登場した川口。コーディネートのポイントなどを聞かれると、「キレイなシルエットのグレーのセットアップなんですけど、うしろが着物の帯みたいになっていて、可愛くて、着心地も素敵です。(帯のような部分を)前にして着てもいいみたいで、いろんな着方が出来て楽しいですね」と笑顔で答えた。
契約書へのサインを行った後、ジャパンブランドアンバサダーに就任した気持ちを聞かれると、「歴史あるFENDIさんのアンバサダーに選んでいただき、大変恐縮というか、嬉しい思いとすごくこれからの楽しみな思いにワクワクしています」と答えた。
ブランドのイメージを聞かれると、「先日、ローマのFENDI本社のほうに行かせていただいて撮影もしたんですけど、実際にそこで職人さんの本当に細やかな作業を見せていただいて、着心地の良さとか、そういう方たちが時間を掛けて物づくりされてるからなんだなって。普段見ることができないところまで見せていただいてすごく感動しました」
本社前で撮影した写真も披露。「これが本社なんだって、まずこの建物に圧倒されました。つい先日撮影したんですけど、素敵なドレスを着て、すごく迫力がありますね」と、ポートレートの仕上がりに大満足。
撮影時のエピソードを聞かれると、「このお洋服以外にもいくつか着させていただいたんですけど、いろんな場所でいろんな場所でどこにたっても建物が美しくて絵になるので、こういうところで撮影するのもすごいなぁって。中も、オフィスや皆さんが食事されている社食というか、食堂みたいなところにもお邪魔させていただいたんですけど、建物のどこを切り取っても美しかったです」と振り返って答えた。
ミラノでFENDIの2023年秋冬コレクションのショーも鑑賞した川口は、「すごく美しかったですね。あっという間でした。集中しすぎたというか、前のめりで見ていたら一瞬で終わってしまったんですけど、本当に力強いショーでした。洋服もすごくラグジュアリーでキレイなところもありつつ、ストリートな要素もありつつ、普段取り入れたいなと思うお洋服はもちろんですけど、ドレスとかシルエットがキレイなものが多くて美しかったです」と感激した様子。
ジャパンブランドアンバサダーとしての今後については、「私自身、ファッションが大好きなので、大好きなファッションを通して、もっとFENDIさんの魅力をお伝えできればいいなと思っております」という抱負を語った。
バッグを贈られることになり、川口は白いバッグを選択。「黒のちっちゃいバッグを普段から使わせてもらってるんですけど、とってもお気に入りなので、それよりちょっと大きいものを。白って自分ではなかなか選ばない色なので、春に向けて爽やかな、クリーンなこちらのバッグにしたいです」と選んだ理由を明かした。
最後は、「今後ともFENDIのさらなる魅力を、ファッションを通して伝えていけたらいいなと思うので、これからもぜひご期待していただけたらと思います。よろしくお願いします」とFENDIファンに呼びかけて、会見を締め括った。
◆取材・文=田中隆信