GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太が3月2日、都内で行われた「MEET YOUR ART FAIR 2023 『RE:FACTORY』 MEDIA PREVIEW」に、アーティスティック・ディレクターの大山エンリコイサム氏、総合プロデューサーの加藤信介氏(エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社代表取締役)とともに出席。自身にとってアートとはどんな存在かや、アートに触れることで受ける影響などを語る場面があった。
「MEET YOUR ART FAIR」はアートと音楽の領域を横断した大規模なアートフェア。アートと音楽の様々なコラボレーションを通して現在のアートシーンを広く伝えるとともに、今までアートに触れたことのない人にも音楽やエンターテインメントをきっかけにアートに触れてもらうことを目指す。
同イベントのオフィシャルサポーターに就任した片寄は「10代最後の冬に1人でニューヨークに行ったときに、事務所の偉い方に『アートに触れてきた方がいい。いろんな美術館とかに行きなさい』という言葉をいただいて、それが自分にとって初めてのアートとの出会いで、そこから海外に行ったときとか、時間があるときは日本国内でもアートに触れるような機会を持つ中で、自分の芸能活動の中で悩み苦しむときもいろんなアートに支えられて、自由な感覚を取り戻してくれるものだったので、今回の活動がアートに対して恩返しになるようなきっかけになればいいなと思います」とあいさつ。
改めて、同オフィシャルサポーターに就任した感想を求められると「私自身もアートに触れる中でいろんな感性を豊かにしてきた部分がありつつも、そこまでアートに対しての知見が深いわけではないなという意識があったので、あえてサポーターという立ち位置で、自分自身もここでアートに触れてより深めていけるといいなと感じたので、すごくありがたい機会だなと感じました」と声を弾ませた。
現在もギャラリーや展示会に足を運び、気に入った作品があれば購入するという片寄は、作品を所有するよさを聞かれると「ビビッとくるものがあって、そこに正直になるというところもありますし、誰かに取られたくないとか、そういう逆の感情もあるのかなと思います」と答えつつ、「買うことがアートのゴールではない」と続け、「アートという言葉だけに捉われないような出会いになるきっかけがこのイベントだと思うので、(同イベントが)そういうきっかけになればいいなと思います」と期待を寄せた。
そして、普段は1人でアート作品を見に行くことが多いと明かした片寄は、アートに触れることでGENERATIONSや自身の活動とどのように結びついていくか尋ねられると「自分たち自身はメディアに出たり、エンターテインメントの世界で活動している時間が長い分、違う世界から刺激をいただくことで、より自分たちの発想であったり、感覚も豊かになる部分があると感じるので、すごく生かされているなと思います」と目を輝かせた。
「MEET YOUR ART FAIR 2023 『RE:FACTORY』」は東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて3月5日(日)まで開催。
◆取材・文=風間直人