第77回(2006年)の受賞作は「Mr.インクレディブル」。音響編集賞も獲得しているが、アクションを含む迫力ある映像は見もの。元ヒーローの主人公と、彼の愛する家族たちが繰り広げる冒険をテンポ良く描いている。
日本語吹替版では、インクレディブル役の三浦友和をはじめ、黒木瞳、宮迫博之、綾瀬はるから実写でも主役級のキャストが集結。「脚本賞」「録音賞」部門にもノミネートされている。2018年には、続編の「インクレディブル・ファミリー」が公開された。
第82回(2010年)の「カールじいさんの空飛ぶ家」は「モンスターズ・インク」や「インサイド・ヘッド」などで知られるピート・ドクターにとって3本目となる監督作。亡くなった妻との約束を果たすため、78歳のカールじいさんが住み慣れた家に無数に風船を結び付け、南米の“パラダイスの滝”を目指す冒険ストーリーが繰り広げられる。
たまたま“空飛ぶ家”に乗り合わせた少年・ラッセル、南米で出会う犬のダグとの心の交流は感動的だ。夢、希望、絆…生きる上で大切なものは何かを優しく教えてくれる。「作曲賞」にも選ばれ、「作品賞」「脚本賞」「音響編集賞」の計5部門にノミネートされた。
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