ネプチューンの堀内健が、3月3日(夜9:00-)にABEMA SPECIAL2チャンネルで配信される番組「有田哲平の引退TV」にゲスト出演する。番組収録後に堀内へインタビューをすると、自身は“引退”について「そもそも『引退』って自分で決めることでもなくて、スーパースターしか言えない言葉だと思ってる」と明かす。また、ネプチューンは結成30周年を迎えるが、「ポジティブな意味であまり干渉しないようにしてきたこと、喧嘩を避けてきたこと」や「3人組であること」が長く続けてこられた秘訣だと分析し、「それぞれ巣立っていった“家族”みたいな感覚」とネプチューンのメンバーを表現した。
――「有田哲平の引退TV」にゲスト出演されたわけですが、堀内さんにとって有田さんはどういう存在なのでしょうか。
アリペイちゃん(=有田)のことは「お笑いサイボーグ」といつも呼んでいるんですけど、それくらいお笑いの才能があるなと思います。それがなぜ面白いか、なぜ面白くないかと理由を一つひとつ分析する力がすごい。たとえば「今日の本番中、なんでいまいち乗れなかったんだろう?」とモヤモヤした時は、いつも「健ちゃん、ここはね…」と、解説してくれて。その言葉に「なるほど」と納得させられることも多いんですよ。
――そんな有田さんとの「有田哲平の引退TV」収録を振り返っての感想を聞かせてください。
新鮮でしたね。「しゃべくり007」(日本テレビ系)の収録終わりに出演者何人かとご飯に行くこともあるけど、それとは違った雰囲気で話すことができて楽しかったです。そもそも2人きりでじっくりしゃべること自体、「アリケン」(テレビ東京系)の時でさえなかったから、今回が初めてかもしれない。話したとしても、「昨日のアリペイちゃんの番組、面白かったね」とか、本当に世間話程度で。だから今回のように、ちゃんとお互いの過去を振り返ったり、「あの時、実はこう思った」と本音を言い合ったりするのは新鮮でした。自分でもフワフワしていて、正直、何をしゃべったか覚えていません(笑)。
――「有田哲平の引退TV」は、ゲストの芸能人に“引退勧告”をする趣旨のバラエティですが、実際のところ、今までのキャリアで引退が頭をよぎったことはありますか。
いや、全然ないですよ。そもそも「引退」って自分で決めることでもなくて、スーパースターしか言えない言葉だと思ってるんです。僕はあくまで「使っていただいている側」です。なので、使われなくなったら、仕事がなくなったら、引退だと考えていますね。
――堀内さんは現在53歳です。若い頃と比べて、バラエティやお笑いへの向き合い方は変わりましたか。
それがあんまり変わってないんですよね。だからアリペイちゃん含め、色んな人から「変えたほうがいいよ」とよく言われます(笑)。昔は「元気があっていい」と言ってもらうことも多かったんですけど、いつまでもチャラチャラしてると、今はお行儀の悪いおじさんみたいな見え方になっちゃう。だから年相応の仕事の仕方というか、「アップデートしなきゃいけない」と、ちょっとずつ思うようになってきました。
――そうは言いつつも、「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)などでは、若い頃と変わらず、自由に暴れまわっている印象があります(笑)。
いや、ちょっとは周りのことも考えてますよ(笑)。やっぱり、色んな番組で頑張っている人たちを潰してまで、好きなことをやろうとは昔から思ってないですから。
――それにしても「向上委員会」では、さんまさんの前でも自分の色を出せるのはすごいですよね。
さんまさんももう(付き合いが)長いからなぁ。僕には優しいんですよね。ただもちろん、「さんまさんにはこれをやっちゃいけない」っていうのは自分の中にありますよ。
――「向上委員会」も含め、テレビのバラエティにはどういった姿勢で臨んでいますか。
テレビタレントとして「この番組を楽しくしたい」「自分が楽しめるようになればいい」と思っています。自分勝手な考えかもしれないけど、自分にとって楽しい環境で、なおかつ周りの人も楽しめたらいいなって考えながらやっていますね。その結果、番組が長く続けばいいなとか。
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