舞台『鋼の錬金術師』は「愛で動いている座組」Wエド、アル、Wロイ、アームストロングが語る開幕直前キャスト座談会

舞台『鋼の錬金術師』キャスト座談会撮影=友野雄

舞台『鋼の錬金術師』が3月8日(水)に大阪・新歌舞伎座にて開幕する。初の舞台化となる本作は、3月12日(日)の大阪千秋楽、3月26日(日)の東京千秋楽がDMM TVにてライブ配信決定。これに伴い、3月19日(日)夜7時からは事前特番「舞台『鋼の錬金術師』の魅力に迫る!CASTトークスペシャル!」も配信される。WEBザテレビジョンでは、特番収録に合わせエドワード・エルリック役の一色洋平廣野凌大(Wキャスト)、アルフォンス・エルリック役の眞嶋秀斗、ロイ・マスタング役の蒼木陣和田琢磨(Wキャスト)、アレックス・ルイ・アームストロング役の吉田メタルによる座談会を実施。舞台『鋼の錬金術師』の見どころや稽古秘話を和気あいあいと語るキャスト陣からは、実りの多い稽古の様子と、本作への自信のほどが伝わってきた。

開幕に向けた心境は「不安なし!」


──舞台『鋼の錬金術師』まもなく開幕ですが、現在の心境を教えてください。

廣野凌大 不安なし!

──頼もしいですね。

吉田メタル 本当に早く本番をやりたいです。早々に肩は温まっているので。もうブルペンは飽きました。

廣野 うちの先発もそうおっしゃってますので(笑)。

エドワード・エルリック役の廣野凌大(Wキャスト)撮影=友野雄


和田琢磨 僕も早く本番をやりたいです。

──「鋼の錬金術師」初の舞台化となりますが、プレッシャーなどはないですか?

廣野 ないです!

吉田 しゅーてぃー(眞嶋秀斗)はどうなの? 一人だけ出方が違うから、絶対ドキドキしていると思う。

──眞嶋さんが演じるアルフォンス・エルリックは、ほとんどの場面で鎧に魂を定着させた姿ですもんね。眞嶋さんはその“魂”の部分を、鎧姿はスーツアクターとして桜田航成さんが担当されます。


眞嶋秀斗 そうなんです。僕は魂の部分を背負っているので、舞台上にいる時間が少なく舞台上でみんなと会えないから、ドキドキしていますし、寂しいです。だから今日みたいにこうやって一緒にいられる時間は楽しいです!

吉田 稽古に桜田くんが来られなかったときに、しゅーてぃーが代わりに舞台に立って演じたことがあって。僕が首根っこを掴む場面だったので、「ようやく掴んでもらえました!」ってキラッキラした目で言われました(笑)。

一同 (笑)。

一色洋平 原作にも、アルが「初めて子ども扱いしてもらえた」って言うシーンがありますよね。

吉田 その気持ちやな。

眞嶋 はい!

課題を乗り越えるためもがく日々は「苦しいけど楽しい」


──一色さん、蒼木さんは、現在どのような心境ですか?

一色 僕は不安ですね。廣野くんとはこういうところが違うんですよ。凌ちゃん(廣野凌大)は「不安はないです」って言えるタイプですけど、僕は千秋楽が終わるまで考えちゃう人なので。そういう部分に憧れもあります。

廣野 根拠ない自信かもしれないけどね(笑)。

一色 いや、それがいいんだよ。俺、そんな風に言えた舞台1本もないもん。でも不安だと思って、いろいろなことを考えているほうが安心するんです。

蒼木陣 僕もどちらかといえば不安ですね。でも同時に毎日楽しくて。一つ課題をクリアできたら、また別の課題が出てきて、それを乗り越えるためにもがく。苦しいけど楽しいです。

ロイ・マスタング役の蒼木陣(Wキャスト)撮影=友野雄