つかこうへいの名作「飛龍伝」最新バージョンの主演は黒木メイサ!

2009/12/13 11:57 配信

芸能一般

激しい闘争の日々の中、メイサは2人の男性の間で揺れるヒロイン役を

つかこうへい作・演出の舞台「飛龍伝2010ラストプリンセス」の製作発表が12月9日、都内で行われ、ヒロイン役の黒木メイサ、共演の徳重聡、東幹久、大江裕が出席した。

「飛龍伝」は30年以上もの間、時代の変化に合わせて磨き直され、繰り返し上演されてきた作品。今回は現代社会の情勢や人の心の変化を取り入れた最新バージョンが登場する。

6年ぶりにつかとタッグを組むことになる黒木は「すごくうれしく思っていますし、今までに感じたことのないプレッシャー、緊張感があります。つかさんの芝居は稽古の段階からすべてをさらけ出してぶつかり合うんですが、最近は全力で人とぶつかることが難しいことと思います。この2010年にやることで、私と同世代の子や、若い高校生や大学生の方たちにもとても観てほしいですね」と意気込みを語った。

本作で初舞台を踏む大江は「若輩者ですが、よろしくお願いいたします」と丁寧すぎるあいさつを。黒木にアドバイスを請うと「稽古がすごく激しいものになると思いますので、全力でぶつかっていきたいと思います。よろしくお願いします」とつか舞台経験者として黒木もビシッとあいさつ。だが、終始ほんわか口調の大江に、苦笑モードに。大江の印象を聞かれて、「つかみきれない魅力が…」と戸惑いつつも、「つかさんの稽古でどういう大江さんをさらけだすのか…」と期待をよせた。

また、敵対する機動隊の隊長を演じる徳重は「山崎一平という機動隊長が、神林美智子に対して、禁断の恋をしてしまう。恋とか愛とかいう芝居の経験はあまりありませんが、なんとかそこを頑張って演じたいと思いますし、せっかくこうして黒木さんというきれいな方とご一緒できるのでなんとしてもその表現をしていきたいと思います」とこちらも全力投球のもよう。

舞台は'10年2月3日(水)から新橋演舞場にて公演、その後、広島、京都、名古屋、博多と全国をまわる。