5人組アーティスト・Da-iCEのボーカルを務める花村想太と俳優の平間壮一が、3月8日に東京・シアタークリエで上演がスタートしたブロードウェイミュージカル「RENT」に主人公・マーク役(Wキャスト)で出演。上演前に行われた記者会見では、ロジャー役のWキャスト・古屋敬多、甲斐翔真、ミミ役のWキャスト・遥海、八木アリサと共に自身の役どころ、再演への意気込みを語った。
「RENT」は、1996年の初演以来ブロードウェイで12年4カ月のロングラン、世界40カ国以上で各国語版の上演、2006年には映画化もされたミュージカル。 2020年11・12月の公演は残念ながら志半ばで公演中止を余儀なくされたが、その悔しさを晴らすべく、一部キャストを変更の上、シアタークリエにて7回目の上演が実現した。
引き続き演じるマークについて、花村は「マークは『RENT』の中でも皆さんに一番共感してもらえることが多い役柄なのかなと。すごく普通というか、この中で言うと平凡な人生を送っているんですけど、実はいろいろ大変な人生を歩んでいるキャラクター。等身大でしっかり演じられたらいいなと思っております」と紹介。
一方、平間は「見どころという見どころが正直あまりないのがマークのいいところ。いかに普通でいられるか、ということを意識しています。数ある舞台作品の中でも“難しい主役”。花村くんが言ったみたいに、お客様と一緒に共感できるというか。お客様の代わりにここにいるという感じで頑張らせていただきます」と意気込みを語る。
また、2020年の公演と比べてパワーアップした点について、花村は「2020年の頃は初めてのミュージカルということもあって、すごくがむしゃらに、必死に、とにかく自分が楽しむことを意識してやらせていただいていたんですが、今回は自分が本当の意味でマークとしてどういるべきなのかというところに重点をおいて、稽古に励ませていただきました」と言い、「前回完走できなかった分、前回のキャストの分までしっかり走り抜けられたらいいなと思っています」と、リベンジを誓った。