乃木坂46・山下美月、ストイックな努力で道を切り開くエンターテイナーとしての魅力

2023/03/29 12:00 配信

ドラマ 映画

自分のキャラを武器に挑戦し続ける女優業

山下美月※ザテレビジョン撮影

そんなストイックで努力家な山下の活躍はアイドルだけに留まらない。乃木坂46として活動を始めてから約6年半で、合計10本のドラマに出演。山下自身、元々ドラマや映画を見るのが好きで、いつかは正統派キュンキュンモノがやりたいと語っている。

女優業が目立ち始めたのは、2021年に放送されたドラマ「着飾る恋には理由があって」への出演からだったように感じる。川口春奈が演じる主人公の後輩役として出演し、同時に配信されていたスピンオフドラマ「着飾らない恋には理由があって」では、高橋文哉と共に“キュンキュン”が詰まったオフィスラブを演じた。

またグループで定着させた“あざといキャラ”を女優業でも発揮している。「あざとくて何が悪いの?」(毎週日曜夜11:55-深夜0:25、テレビ朝日系)内で放送された「あざと連ドラ」や、テレビ東京で放送された「じゃない方の彼女」など、それぞれのドラマであざとさによって男性を魅了するキャラクターを演じてきた。“いい仕事がしたい、それを追求した結果があざといキャラだった”と語った山下が、しっかりと自分のポジションや武器を見つけたからこそ切り開かれた道だったことは間違いないだろう。

もう1つ、山下自身が道を切り開いたといえば忘れてはいけないのが、現在放送中のドラマ「舞いあがれ!」への出演だ。山下は、主人公・福原遥の幼馴染で、父を支えながら看護師として働く望月久留美役を演じており、ドラマの舞台が関西であることから方言にも挑戦している。

そして、このドラマへの出演もまた、山下が自ら朝ドラのオーディションを受け、掴んだものである。乃木坂46の現役メンバーが朝ドラに出演するのは山下が初めてであり、実は以前にも朝ドラのオーディションを受けていたことを明かした。興味があるものには果敢に挑戦し、自ら“いい仕事”、そして“いい役”をつかみ取るため、時には自分のキャラを武器に突き進んでいく姿は“女優・山下美月”の魅力であるといえるだろう。

山下美月※ザテレビジョン撮影