有田哲平、ネプチューン堀内健への引退勧告で芸人人生のターニングポイントを明かす「プライドを守っている場合じゃない」<有田哲平の引退TV>

2023/03/08 14:40 配信

バラエティー

【写真】くりぃむしちゅーの有田哲平とフワちゃんがMCを務める異色のバラエティ番組「有田哲平の引退TV」(C)AbemaTV,Inc.

くりぃむしちゅー有田哲平フワちゃんが、MCとして初タッグを組むバラエティ番組「有田哲平の引退TV」最終回 #8を、ABEMA SPECIAL2チャンネルにて3月3日に配信した。

有田哲平の引退TV」は、極めて近い将来の“引退”を決意した有田が、一緒に引退したほうがいいと考える芸能人に引退勧告をするという異色のABEMAオリジナルバラエティ番組で、引退勧告を受けたゲストの人生観や、周囲の人に対する想いなど、“引退”というテーマからあぶりだされるゲストの飾らない、赤裸々な発言が、毎回、大きな話題を呼んでいる。

有田哲平から引退勧告を受けるネプチューンの堀内健(C)AbemaTV,Inc.

最終回では

「有田哲平の引退TV」より(C)AbemaTV,Inc.


引退勧告をしにいった全員から“合同引退”を断られ続けている有田は、“引退”をテーマに自身と深く向きあうことで、より仕事への向上心を高めていく同業者たちの姿に、有田も「誰もYESと言ってくれない。僕の目論見としては、(すでに)引退仲間が2、3人いる予定だった」と意気消沈するなか、本番組が #8をもって最終回となること、そして、最後に引退勧告をしにいく相手が、有田と30年来の盟友であるネプチューン堀内健であることが告げられる。引退勧告9人目となった堀内へは、有田自らが引退勧告をしにいく。

1993年に名倉潤原田泰造、堀内の3人でネプチューンを結成し、「ボキャブラ天国」」(1992~1999年、フジテレビ系)出演をキッカケに大ブレイク後、結成から30年経った今もなおレギュラー番組を多数、抱える超売れっ子のネプチューンの堀内へ、有田が「一緒に引退するなら、この人とするしかいない。それがあなた、堀内健さんです」と伝えると、堀内は一切なやむ気配もなく、「有ペイが引退する時と同じ時に引退する」と有田からの申し出にうなずく。まさかの発言に、有田は驚きながらも「いよいよYESですね?今日は早い!さっそく誓約書!今日はみんな早く帰れる!」と大いに喜ぶ。

また、たたみかけるように有田が、「一緒にしてくれるのね?」と堀内へ念を押すと、その有田の勢いに気圧されたのか、堀内はややあせりながら、「ちょっと待って。できないな。有ペイちゃんは引退しても、ゆうゆう自適にできるかもしれないけど、俺は働かなきゃいけないんだよ。いろいろな理由があって。家のローンもあるし」と前言を撤回してしまう。

「有田哲平の引退TV」より(C)AbemaTV,Inc.

「タモリさんに言われた」

「有田哲平の引退TV」より(C)AbemaTV,Inc.


今回、有田の同期でもある堀内へ“引退勧告”をしにきた理由としては、「同期のやつがスーツでギャグやって、スタジオ寝ころがりまわって体中にホコリつけて。でも、O.A.ではバッサリカットされて。もちろん、現場ではがんばっているなと思うけど、もうそんな姿を見たくないのよ。今がいちばんいい時。辞めていただきたいんです、とにかく芸能界を」との有田のあまりの言われように堀内は、「そんな悲惨な光景!?」とつめよりつつも、「辞めて、どうすりゃいいのよ。辞めたら本当、やばいよ。辞めたら、破滅の道に一直線だから。顔が出ているから、いろんなことガマンしているし。テレビ出てるからガードされている」と芸能人であるということが、自身のストッパーとなっていることを明かすと、スタジオMCのフワちゃんは、すかさず「それは人としてダメだよ(笑)」と突っこみ、有田も「本当にそういう人なのよ」とややあきれたような笑顔を見せた。

堀内は、あくまでも芸能人だからこそ破滅せずにいられると主張し「タモリさんにも言われた。お前は、芸能界以外通用しないぞって。だから、芸能界にいさせてください!」と必死に食い下がると、有田は説得の仕方を変更し、「困るのよ。いろんな若手の番組、出ていくじゃない。あれで若手の一枠を取ってるのよ」とのするどい切りこみに、堀内も「それは言わないでほしいな。それは本当に身にしみるし、何も言えなくなっちゃう」としょんぼりとなるものの、「俺も、有ペイみたいに後輩を育てる番組をやりたいと思っていて、それを目指している途中なんだよ」と反論する堀内だったが、すぐさま有田は「後進を育てるためって本当か?自分が目立つためにいっているだろ、ぜったい!」とツッコミを入れていた。

「有田哲平の引退TV」より(C)AbemaTV,Inc.

「僕の同期のNo.1のスター」

「有田哲平の引退TV」より(C)AbemaTV,Inc.


おたがいのことを“完全な同期”であると語る有田は、当時をふり返り「僕の同期のNo.1のスター。それがネプチューン。このあいだまで定食屋に行ったり、汚い格好していたのに、テレビのトップスターになっていく姿を初めて間近で見た人。そこから、ネプチューンというグループが消えたなという瞬間がない。冠番組をずっと持っている」と神妙な面持ちで語っていく。

スタートは同じであったにもかかわらず、ネプチューンは「ボキャブラ天国」で大ブレイクし、売れっ子になる一方、当時は旧コンビ名の海砂利水魚として活動していた有田は、ライブでは人気がありつつも、テレビにはなかなか呼ばれず、ジレンマを抱えていたそうで、その有田のことを、実は堀内も気にかけていたと明かし、「ひさしぶりに会った時に有ペイの態度が…。顔がこわばった時があった」と語る。

そして有田はすかさず「そんなスターだから。やっぱりスターのまま引退してほしい」と“引退”へと誘うが、堀内は「スターだと思っていない」とはねのけながら引退を拒否し、話は平行線をたどっていく。

「有田哲平の引退TV」より(C)AbemaTV,Inc.