コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回ピックアップするのは、作者である、ふるえるとりさんの胃カメラ体験をもとに描いた『初めて胃カメラを飲んだ話』だ。
ふるえるとりさんが2月26日、本作をTwitterへ投稿したところ、7,000件を超えるいいねが寄せられ、「参考になる」「気になってた!」などのコメントが寄せられた。本記事では、作者のふるえるとりさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて伺った。
慢性的に胃が悪かったふるえるとりさんは、実母がピロリ菌による胃潰瘍で入院したことをきっかけに胃カメラを飲む決意をした。これまで苦しい印象のあった胃カメラだが、今では鎮静剤で眠っている間に胃カメラをして痛みや苦しみを軽減する方法もあるようだった。
早速予約をして、検査の段取りを進めていく。検査当日になり、いざ鎮静剤を入れて「すごい眠い時ベッドに横になって即寝するときの感じ」…と思っていると胃カメラは終わっていた。検査が無事に終わったものの、検査後はいくらか不思議な感覚があったようだ。
ふるえるとりさんが実際に体験した、鎮静剤ありで行う胃カメラのレポートとして描かれた本作。無事に帰宅したが、昼寝から起きると「支払い方法と金額」「どのルートで帰ったか」「なぜ(帰宅後)カップ麺を選んだか」などの記憶が残っていなかったと振り返った。
この投稿にTwitter上では「これ読んで胃カメラチャレンジを決心!」「参考になりました」などの声が寄せられた。さらに実際に鎮静剤ありの胃カメラを体験した方からも「めっちゃわかる」「鎮静剤は大正義」「一コマ一コマにすべてうんうんした」など多くの共感を得た。
――『初めて胃カメラを飲んだ話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
胃カメラを受けることに対して「苦しい」という前情報から、私自身かなり抵抗がありました。ですが今回鎮静剤を用いる方法で胃カメラを受けて、とても楽に終われたので、鎮静剤を使用することで苦しみが少なく検査を受けられるというのを多くの人に知っていただければと思い、執筆するに至りました。
――ふるえるとりさんが胃カメラを受ける前、不安だったことや準備したことなどはあったのでしょうか。
鎮静剤を使い眠るということが初めてだったので、眠った後に具合が悪くならないか、ちゃんと起きられるのかが不安でした。子育て中なので夫が休みの日に子どもを夫に預け、何かあったら対応してもらえるように準備しました。
――本作では、胃カメラの初体験レポートが描かれていますが、今後胃カメラを受ける方に向けて最も伝えたいことをお教えください。
現在はカメラの直径も小さくなり、鎮静剤を使うことで負担が少なく胃カメラを受けられるようになっています。胃の健康が気になる方は、自分の健康維持のためにも怖がらずに検査を受けてみてほしいです。
――本作に限らず、ふるえるとりさんがエッセイ漫画を描く際、こだわっていることや気を付けているポイントをお教えください。
自分の気持ちを表現することで、共感してもらえるように描いています。
――今後の展望や目標をお聞かせください。
のんびりと気張らず好きなものを描いていきたいと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも読んでくださいまして、ありがとうございます。心身の健康が何より大事です。ご自愛ください。
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