太田光、“卒業”への思い「僕が乃木坂46だったらお婆さんになるまで残り続けたい」

2023/03/08 20:42 配信

芸能一般 会見

爆笑問題・太田光が新作長編小説「笑って人類!」の刊行記者会見に登場※ザテレビジョン撮影

爆笑問題太田光が、3月8日に都内で開催された新作長編小説「笑って人類!」(幻冬舎)の刊行記者会見に登場。2023年に結成35周年を迎える爆笑問題としての今後の活動についてや、卒業シーズンということで“卒業”に対する思いを語った。

滑って転んでずっとここまで来た感じ


1998年に田中裕二とコンビを結成して、2023年に35周年を迎える爆笑問題。あらためてこれまでを振り返り、太田は「この小説もそうですけど、とにかくドタバタ。滑って転んでずっとここまで来た感じですね。特にここ2、3年は田中がコロナにかかったり、くも膜下出血になったり、いろいろある中で、あいつも小さい子どもがいますんで。その前から遡ればタマはとるわ、離婚して、山口もえと結婚して、俺よりあいつの方が激動なんですよ(笑)。本当にいろいろあったなって。それでもどうにかやってこられたんだという実感はありますね」としみじみ。

35周年ということで、何か取り組むことはあるのか聞かれると「特に区切りでどうとかは考えないけど、今年はYouTubeを始めたり、ちょっとずつ自分が本当にやりたかったことができるようになったのかなと。まあ貯金もあるんで…田中の貯金が(笑)。それを制作費として使っていろいろやりたいことをやろうかなって」と回答。

自由奔放にやりたいことをしていると見られがちだが、実際にはそんなこともないそうで「やりたいことをやってきているように見えるかもしれないですけど、テレビで本当にやりたかったバラエティーとかはあまり達成できてないんです。もうテレビのど真ん中でやる年齢じゃなくなっちゃったんですけど、ありがたいことにSNSが発達して、映像がテレビの他でもできるようになったりしているので、そういうところで細々とやろうかなと。もう始めている感じです」とテレビだけでなく、幅広いメディアでやりたいことをやると示唆した。

太田光※ザテレビジョン撮影

政治家転身は「一切ない」


それを受けて、どんなことをしてみたいかと聞かれると「やりたいことは本当にいろいろあるんだけど、逆に俺に合った仕事をテレビの皆さんが考えてくれる。今も続いている『サンデー・ジャポン』とか、終わっちゃったんですけど『太田総理(太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。)』であるとか、いわゆる政治バラエティーはそんなにやるつもりはなかったんだけど、意外とそれが世間の受けも良かったりして。自分で考えるより、テレビのプロたちが“爆笑問題をどう生かすか”、で考えてくれたほうがハマることが多いというのは、この35年間で知ったこと。あまり自分で無理やりどうこうするというより、流されるままにという感じはしています」と、自然体で求められるものにしっかり取り組みたいと明かす。

一方で政治家転身について考えたことはあるか、という質問には「ガーシー(東谷義和参院議員)が受かるぐらいだったらいけるかなって思いましたけどね(笑)」とおどけつつ、「いろんな所で言っているんですけど、僕はお笑い芸人になりたかったんです。それでなれたんで、僕の感覚としては政治家の方が(目標として)下なんです。せっかくお笑い芸人になれたのに、政治家に下りてどうすんだ?っていう感覚があるので、一切そういう感情はないですね」と否定した。

太田光※ザテレビジョン撮影

関連人物