スター・ウォーズ「マンダロリアン3」マンドー、伝説の泉で“償いの儀式”を決行…グローグーの成長にキュン

2023/03/09 20:19 配信

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「マンダロリアン」シーズン3の第2話が3月8日に配信された(C) 2023 Lucasfilm Ltd.

決して素顔を見せぬ孤高の戦士が主人公のドラマ「マンダロリアン」シーズン3の第2話が、3月8日に配信された。シーズン1、2では、マンドーがグローグーをジェダイの元に返すための旅を続けていたが、グローグーとの別れの際に彼が属するマンダロリアンのグループ「チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ」の教義に反してマスクを脱いでしまったことから、シーズン3はマンドーがグループに戻るための償いをする旅となる。第2話では、マンドーが“償いの儀式”を行うためにマンダロリアンの母星マンダロアへ。マンドーのピンチに、グローグーが頑張って単身でボ=カターンを呼びに行くという展開、そして初めて言葉を発する場面に思わずキュンとした。(以下、ネタバレを含みます)

マンドーが償いの場である惑星マンダロアへ


新世代「スター・ウォーズ」の最高傑作と称される実写オリジナルドラマ「マンダロリアン」は、「スター・ウォーズ」シリーズをこよなく愛する製作陣が「ジョージ・ルーカスがもし今、続編を作るとしたら」という発想の下、丁寧に作り上げたシリーズ。孤独な賞金稼ぎだったマンダロリアンのマンドーが、愛くるしいジェダイのベビーヨーダことグローグーと出会ったことで、思わぬ冒険に身を投じていく物語で、2019年にシーズン1、2020年にシーズン2、そして3月1日より最新作がディズニープラスで配信中だ。

今は亡き帝国軍に大粛清として核爆弾を使用され、惑星マンダロアの街は見る影もなくなっていた。それにより、大気が汚染されていると思われていたため、マンドーはまず安全をチェックするためにシーズン1で共に戦ったナース・ドロイドのIG-11を修復して連れて行こうとしたが、元々殺人ドロイドだったIG-11を仲間の姿に戻すことは容易ではなく、新たにR2-D2タイプのドロイドを購入することにする。そのため、なじみの修理工ペリ・モットーの店に、ドラマ「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」にて彼女から譲り受けたN-1スターファイターでグローグーと共に降り立つ。

シーズン2の後、しばしの間、ルーク・スカイウォーカーの元で修行をしたグローグーは、力のコントロールができるようになった。ただし、ジェダイとしての道を選ばなかったため、ライトセーバーは持っておらず、その代わりにではなく、マンドーからプレゼントされた、マンダロリアンの甲冑と同じベスカー鋼製の防弾スーツのようなものを身に着けている。ペリの店で古めのドロイドを無理矢理売りつけられたマンドーは、すぐにグローグーと惑星マンダロアへ。ただし、マンドーはマンダロア近くの惑星コンコーディア育ちで、実際のマンダロアについては話でしか聞いたことがない。そのため、見るもの全てが初めてという状態で、鉱山の下の泉を探すことになる。

「マンダロリアン」シーズン3より(C) 2023 Lucasfilm Ltd.

同じマンダロリアンのボ=カターンがマンドーのために里帰り


実際のマンダロアは空気も安全で、うわさされていたような状況ではなかったが、街は全て破壊され、廃墟状態だった。とても生物がいるようには見えないが、そこは予想に反して、まずドロイドが謎の生物に襲われる。続いて、マンドーもまた別の生き物に襲われてしまったため、グローグーが同じ星系のカレヴァラにいる元マンダロアの権力者ボ=カターンに助けを求めに行く。シーズン2で共に帝国と戦ったボ=カターンは一人で来たグローグーを見て、マンドーのピンチを瞬時に悟り、すぐに手を貸してくれる。つまりマンダロアの街や構造、生態を熟知している強い味方がやってきたというわけだ。

ボ=カターンは、謎の生き物=アラマイトをすぐに退治し、マンドーを捕らえた謎の生物もまだマンドーが使いこなせていないダークセーバーを用いて簡単に撃退してしまった。このダークセーバーは、もともとはボ=カターン一族が代々受け継いできたものだが、ある時、帝国の手に渡ってしまった。そして、帝国が滅びた際にマンドーが帝国の将軍を倒して入手したのだが、このセーバーにはもともと相手を倒さないと自分のものにできないという掟があった。マンドーは偶然にも条件を満たして入手したが、ボ=カターンが手にするためには彼女がマンドーを倒さねばならない。しかし、ボ=カターンはその選択をしなかったため、ダークセーバーは今もマンドーの手元にあり、力の象徴だったダークセーバーを失ったボ=カターンは失脚。そのため、現在は城にたった一人でいるのだった。