役作り面については、仲が「綱吉が、漫画ではすごく“ブリブリ”のリップなんですよ。なので、“ブリブリ”の唇を準備しました。このリップよさそう、とかいろんなリップを試して、『これだったら唇がちょっとプリって見えるな〜』って。(中略)常に保湿をしてました。結構、皮むけとか厳禁なんで!」と、意外なこだわりを紹介。
一方、「化粧とか男には興味がない」という吉宗の役作りについて、冨永は、「吉宗がどういう人だったのかを知るところから始まって。和歌山城を見て、自分がここの藩主だったらどうするかを考えたりしていました」と、ストイックな姿勢を見せた。
イベントでは、参加者から募った「もう一度見たいシーン」も紹介。
吉宗にまつわるものでは、颯爽と海沿いを乗馬しているシーンがランクイン。冨永は「時代劇をやりたかったので、お話をいただく前から乗馬や殺陣のレッスンを受けていたんですね。で、『馬乗れるんですよね』みたいな話はしていて。マネージャーが私が乗馬している動画を見せたら、このシーンを追加してくれたんです」と、撮影経緯を。
家光のシーンとしては、女装した有功が打ち掛けを家光にかける場面が上位に。このシーンについて、堀田は「台本には“泣きながら笑う”、最後に号泣しているのは、“今までの思いの涙で、全てさらけ出す”と書かれていて。同じ涙でも全然違う森下(佳子)さんの書き方だったので、表現するのは大変でした。そして、斉藤由貴さんと福士(蒼汰)さんの方から撮っていて、私の方にカメラが当たるのは最後だったので、それまで泣き続けるということも大変で」と語った。
そして綱吉は、御鈴廊下を渡り男を物色するシーンがファンから支持を。将軍からはまげや服装しか見えないため、顔を上げさせて確認してみたところ“ちょっと違った”というシーンだが、実際のところは「“ちょっと違うわよ”っていう感じの方じゃなかった」という仲。「『これ、役ですからね!?』って。顔、よくない? イケメンですよね! って。みんなでなぐさめてました」と、秘話を明かした。
緊急開催ということで応募期間が1週間と短かったにもかかわらず、応募が約9000通(1通で2人分応募可)も殺到した「大奥」ファンミーティング。当選確率6倍、来場者数は2167名という盛況を誇った同イベントの模様は、3月14日(火)夜2:00-2:30にNHK総合にて放送される予定。