俳優・創作あーちすとののんが3月9日、都内で行われた「ふくしま12市町村 移住PRイベント」に参加し、イベント後にインタビューに応じた。
かねてより東北のことを“第二の故郷”と語り、復興支援のイベントや番組に積極的に参加してきたのん。今回のイベントでも「この10年間、東北と一緒に歩んでいるといつも感じている。東北を応援する気持ちがあるけど、逆に元気をたくさんもらっている。これからも東北と一緒に歩んでいけたらうれしいです」と語るなど、双方の間には深い関係性が築かれている。
3月31日には、のんと東北の交流が生まれたきっかけとなった、2013年度前期の連続テレビ小説「あまちゃん」(NHK総合ほか)の10周年スペシャルコンサートの開催が決定し、主演を務めたのんが出演することが発表された。そして、4月3日からはBS4K・BSプレミアムにて「あまちゃん」が再放送されるなど、10年たった今でもあまちゃん人気はおさまらない。
今回、のんには実際に訪れてコラボレーション動画を制作した「ふくしま12市町村」や東北でのエピソードについて、さらに「第46回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞受賞についての思いを語ってもらった。
――「ふくしま12市町村」とのコラボ動画の中で、移住して新しい環境でチャレンジしている方々と触れ合って印象に残っているエピソードなどありますか?
撮影にあたって、移住してきた方々と共に過ごした時間とか、風景や街並みなど、全てがすごく温かくて居心地が良かったです。改めて、ふくしま12市町村は魅力的な場所がたくさんあるなと感じました。
移住された皆さんは、どこで自分のやりたいことをやろうか決める過程で、いろいろな街を見て、自分の中でしっくりきた上で移住して、起業を決めた。そんなふうに自分の好きな街を見つけて、やりたかったことを実現しているということがすてきだなと思っています。
――のんさんが気に入っている、現時点であまり知られていない東北のおすすめスポットや食べ物があれば教えてください。
東北は大好きなんですけど、まだまだ行ったことがない場所がたくさんあるから、どんどんプライベートでも足を運んでいきたいなと考えているんです。
昨年、花巻と平泉に旅行に行った時においしそうなカフェを探していたら、偶然見つけた喫茶店「茶寮かだん」というお店が、宮沢賢治の設計した花壇や宮沢賢治の妹・宮沢クニのオルガンが置いてあったりしてとても良かったです。住宅街や細い道を抜けた先にあるので、たぶん知る人ぞ知る穴場スポットだと思います。