<Get Ready!>駆け抜けた日向亘が辿り着いた、俳優としての未来像

2023/03/13 18:30 配信

ドラマ インタビュー

日向亘撮影=岡田健

昨日の放送で最終回を迎えた、日曜劇場「Get Ready!」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)に、若き天才ハッカー・白瀬剛人役として出演した日向亘。ベテラン俳優陣に囲まれて1クール駆け抜けた彼が、新たに気付いたこと、そして俳優としての未来像を聞いてみた。

妻夫木さんに「白瀬が亘でよかったよ」って言われてすごくうれしかった


──昨日(3月12日)にドラマ「Get Ready!」が最終回を迎えました。連載という形で、日向さんが演じる白瀬剛人の成長とともに、日向さんご自身の成長も伺ってきましたが、この作品を経て俳優としての新たな俳優としての目標などは生まれましたか?例えば「こういう役をやってみたい」とか。

「こういう役をやりたい」と具体的に思っていた時期もありましたけど、白瀬を含めていろいろな役をやらせてもらっていくと全部の役が楽しいので、今は頂いた役を全力でやりたいと思っています。役を頂くというのは「僕にやってもらいたい」と思ってくれる方がいたり、事務所の方が「僕にこういう役をやらせたい」と思って選んでくれていたりするということで、今はそれに全力で応えることが楽しいんです。今回も撮影が終わってから、妻夫木さんに「白瀬が亘でよかったよ」って言われて。すごくうれしかったんです。

──それはうれしいですね。

はい。白瀬は闇医者チームという、4人しかいないチームの大事なメンバーの1人。最初は僕には釣り合わないんじゃないか…釣り合わないのは当たり前なんですけど、大丈夫かなと僕自身も思っていたし、きっと妻夫木さんも心配に思っていた部分もあったと思うんです。しかも、天才ハッカー役なんて、やりたい俳優さん、似合う俳優さんがほかにもいっぱいいるわけじゃないですか。その中で僕がご縁を頂いて。だからこそ、絶対に中途半端な気持ちでやりたくないと思って僕も挑んでいたので。最終的に「亘でよかったよ」と言ってもらえたのはめっちゃうれしかったですね。

いつまでも何かを追いかけて仕事に励んでいきたい


──妻夫木さんは俳優の先輩でもあり、事務所の先輩でもありますが、日向さんは、今の妻夫木さんの年齢になったときにどんな役者になっていたいと思いますか?

僕が妻夫木さんの年齢になったときか〜。妻夫木さんのような、常に主役を張って第一線で活躍されているようなする役者さんになりたいというのはもちろんあります。あと妻夫木さんに限らず、事務所の先輩方は皆さん活躍されていらっしゃいますし、しかも皆さんタイプの違う役者さんなんですよね。だから僕も違ったタイプというか……自分の個性みたいなものを確立できたらいいなと思っています。それでずっと作品に出続けていたいですね。

──そして早速、4月から放送の金曜ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(TBS系)への出演も発表されました。この作品に出演が決まったときはどう感じましたか?

この作品は、乗っていた電車が未来にタイムスリップするという物語。ここまで現実味のない世界を描いたドラマは珍しいなと思いましたし、そこに挑戦させてもらえるというのがすごく楽しみでした。僕が演じるのは名門高校に通う医者志望の受験生・江口和真。がっつり制服を着て高校生役を演じるのは初めてなので、それも楽しみですね。日向亘にしてはまともなキャラクターなのかなと思っていたのですが……まぁやはりそうはいかず(笑)。一癖も二癖もある高校生をやらせてもらいますので、そこも楽しみにしてください。

──さらに、いよいよ今週3月17日には「日向亘1st写真集 5W1H」が発売されます。この写真集には、俳優として見せる顔とはまた違う、素の日向さんの表情がたくさん収められているそうですが、日向さんご自身では、ご自身のことをどんな性格、どんなキャラクターだと思っていますか?

天真爛漫!あとは人懐っこいですね。

──苦手なものは?

閉所。小学生1年生くらいのときに、近所の仮設トイレから出られなくなったことがトラウマで、閉所が大嫌いになりました。だから電話ボックスとかも苦手なんです。よく通る道に、夜めっちゃ嫌な光り方をする電話ボックスがあって。不気味で怖いです。あとは学校の掃除用具入れのロッカーも苦手。なんか横になれないサイズ、縦長の入れるものが苦手です。

──では、写真集のタイトル「5W1H」にちなんで、日向さんが大切にしたいと思っているWとHを教えてください。まずは「W」から。

僕が大事にしているWは「輪」。特にこの仕事は、現場によってチームが変わるので、そのなかで輪をいかにうまく作って、みんなで一致団結していくかということがすごく大事なことだなと思っていて。今はまだ、僕が「その輪を作りましょう!」と言える立場ではないですが、皆さんと手を取り合って楽しくお仕事をしていきたいなと思っています。

──ありがとうございます。では「H」はいかがでしょうか?

うーん…あっ!hungry!いつまでも現状に満足せず、「これがしたい」と思ったことは積極的に口に出して叶えていきたい。いつまでも何かを追いかけて仕事に励んでいきたいですし、死ぬまでおなかいっぱいにならずに…おいしいものを食べていきたいです(笑)。

──(笑)。そんな今の日向さんが追いかけているものは何ですか?

「これ!」という具体的なものはないです。継続的に作品に出て、いろいろな経験をしていきたい。たくさんの役柄を演じていきたいです。

──ちなみに、今食べたいものは?

「ペッパーランチ」のメニュー。地元のショッピングモールのフードコートに店舗があったので、実家に住んでいた頃は月に1回くらいのペースで食べていたんですけど、東京に来てから全然食べていなくて。この間、ひさしぶりに食べたいと思って調べたら、近くになっくて食べられなかったんです。だから、今一番食べたいのは「ペッパーランチ」です。

──では最後に、改めて写真集の見どころを教えてください。

今回の写真集は「18歳の日向亘の等身大」がひとつのコンセプト。お芝居ではなかなか出せない、等身大の姿が見せられたと思います。普段の撮影などで「こういうポーズを撮って」と言われて撮ってもらっている写真ともまた違った、僕が好き勝手動いているところを追いかけてもらったような、そういう楽しい写真集になっています。ぜひ手に取ってみてくれたらうれしいです。

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