松丸亮吾、“東大同級生”がライバルから“ベストバディ”に「謎解き日本一決定戦X 2023」の思いを明かす

2023/03/25 07:30 配信

バラエティー インタビュー

松丸亮吾「謎解き日本一決定戦X 2023」より(C)MBS

“謎解きブーム”をけん引する松丸亮吾が監修を務める史上最大の謎解き全国大会「謎解き日本一決定戦X 2023」が、3月26日(日)夜9時からTBS系で放送される。

同大会は、2022年3月に放送した謎解き全国大会の第2弾。番組では、参加者7万人以上の中から勝ち抜いた上位8人が、決戦の場で頭脳バトルを繰り広げる様子を届ける。

マヂカルラブリー、秋山竜次、「呪術廻戦」とのコラボ謎解きを出題


全ての謎を、松丸が率いる謎解きクリエイター集団・RIDDLER(リドラ)が作成。番組オリジナルの謎解きドラマや、マヂカルラブリーによる謎解き漫才、ロバート・秋山竜次ふんする謎解きクリエイターからも出題。さらに、アニメ「呪術廻戦」とのコラボ謎解きなど、さまざまなエンタメと融合した謎解きが出題される。また、司会進行を今田耕司小芝風花が務め、かたせ梨乃城田優藤本敏史(FUJIWARA)がゲスト出演する。

WEBザテレビジョンでは、決勝大会の収録を終えたばかりの松丸を直撃。2回目の同大会を終えての感想や、さまざまなエンタメとコラボした問題を作る上で意識したこと、同大会に出場するとしたら誰とペアを組みたいか、誰に応援してもらいたいかなど、話を聞いた。

2年目の謎解き大会に感動「謎解きで人の心を動かせたことがうれしい」


――「謎解き日本一決定戦」決勝大会の収録を終えられて、いかがですか?

無事に終わって本当に良かったです! 「謎解きの日本一決定戦」をやるたびに、参加者のレベルの高さと、熱量の高さを感じています。前回は5万人の方に参加いただいて、今回は7万人もの方に参加いただいたいたので、今回は前回以上に手応えのある問題を作らなきゃいけないという気持ちで、試行錯誤しながら問題を仕上げました。

――とても見応えがある決勝戦で、感動しました!

めっちゃくちゃうれしいです! 自分で作っておきながら、僕やRIDDLERのスタッフもみんな感無量で…。いろんな方から「感動した!」とか「すごかったね」という言葉をいただき、自分たちが作った謎解きで人の心を動かせたことがうれしいです。

また、出演者の皆さんが、どんどん謎解きにのめり込んでいく姿もうれしくて。あまり謎解きをやったことが無かったという方も、VTRから何かに気付いたり、ペンでメモを取りながら考えたりする姿を見て、「いい番組だな」と思いました。

(左から)城田優、かたせ梨乃、藤本敏史「謎解き日本一決定戦X 2023」より(C)MBS


――松丸さんが決勝大会に参加したら、優勝できると思いますか?

僕、決勝大会に出場したら絶対勝てないし、挑まないと思います(笑)。僕も一応、謎解きの世界大会みたいなものにチームで出場して2位だったのですが、今日の戦いを見ていたら、回答者の方たちの方がすごいと思いました。

――収録でも、「僕は絶対勝てない」とおっしゃってましたよね。

絶対勝てないです! あの場に居るからこそ、緊張する人もいれば逆に本来以上の力を発揮する方もいます。「覚醒してるな」と感じることもあったし、もう誰が優勝してもおかしくない良いバトルでした。

――問題は、どのくらいの期間で作られたのでしょうか。

1年がかりで、身を削る思いで作りました。今回は、前回の大会が終わって1カ月程経ってから作り始めたのですが、そこから今に至るまで調整を重ねてきたので、出題する時は我が子が「オギャー」と巣立っていく感じで…「この問題たちは大丈夫かしら」って(笑)。

――謎を作る上で、意識したところはどんなところでしょうか。

視聴者の方が置いてきぼりになる番組というのは避けたいので、老若男女問わず解けるけど、瞬時に答えをひらめく人はひと一握りにすることを意識しました。

また、謎解きは奥深くて、一瞬の伏線に気付く力や、未来を予測して答えを出す力、ひらめき力、発想力、注意力、観察力など、本当にいろんな力が試される知の総合芸術が謎解きだと思っているのですが、今回はステージごとに違う力を試せるようにすることも意識しました。

例えば、1stステージのマヂカルラブリーさんによる謎解き漫才だと、音で聞いた問題をどう処理するかという力が試される謎解きです。そして、秋山さんふんする謎解きクリエイター・AKI-MARUさんが謎を出すVTRは、AKI-MARUさんの独特なキャラクターによって、どこが謎解きに必要な部分なのかが分かりづらくなっていて。謎を解く鍵にならない場面でも、回答者はメモっちゃうんですよね。その結果、取捨選択をミスしたり、最初は気にしていたこともどんどん忘れていってしまったりして、後で「ここに伏線があったじゃん!」と気付くのがAKI-MARUさんのコーナーで、それぞれ違う力が試されるようにしています。

――今回は「呪術廻戦」とのコラボ謎解きもありますね。

実は制作に一番時間がかかったブロックだったのですが、アニメーションとのコラボは今回が初めてだったので、非常にうれしかったです。謎解きは知識を使わないものでなければいけないので、作品の知識の有無によって差が出ないようにすることを意識しました。問題の全容が見えないなかで、謎を解く鍵を推測する“予測力”が試されるブロックになっています。密室で謎を解く「脱出謎解き」では、最後に待ち受ける大きな壁をどうすれば突破できるのかということを、密室の中の伏線に気付けるか、超逆転の発想力、ひらめき力が必要になる問題になっています。

そして、「ドラマ謎解き」に関しては、かなりミステリーテイストになっています。ただ目の前のパズルチックな問題を解くのではなく、物語の中で矛盾している点、証拠品などをもとに推理をする力が必要なブロックです。「ドラマ謎解き」は、普段謎解きをする人でも、ちょっと面食らう部分がある時思います!

――前回の大会では、問題に“エモさ”を作っているっているとおっしゃっていましたが、今大会にも“エモさ”は入っていますか?

今回のシステムがほぼ全て「ロックシステム」と言って、残り時間がそのままポイントになるというシステムにしています。どれだけ負けていても、ひらめき次第ではいつでも逆転ができるという構造になっている点が、このシステムの良いところで、そこが“エモさ”の1つです。