恋に不器用な男女が繰り広げる大人のためのラブコメディー「恋がヘタでも生きてます」(日本テレビ系)もいよいよ最終回! 6月15日放送の第11話では、会社の買収問題に揺れる美沙(高梨臨)がついに会社を辞め、佳介(田中圭)とも別れることを決意する衝撃の展開に。22日放送の最終回では、会社買収問題の裏に潜む秘密が明らかに! 美沙と佳介の恋の行方は? また、お互いに思い合いながらもうまくいかない司(淵上泰史)と千尋(土村芳)の恋にも決着が! 怒涛のクライマックス直前、スぺシャル連載第12回は、美沙を演じる高梨と千尋役の土村を直撃。2人がこれまでの放送の中から、名場面を振り返ります!
まず、高梨が挙げたのは第1話(4月6日放送)の序盤、佳介と美沙の出会いの場面。出会ったばかりの佳介に、突然キスをされるという印象的なシーンだが…。
「圭くんがカメラに向かってキスをするところをハイスピードカメラで撮影したんですけど、それを見たときに『”恋ヘタ”ってこういうことやるんだ!!』って衝撃を受けました(笑)。カメラに向かってキスってインパクト大ですよね~(笑)。『オンエアを見ている女子はキュンキュンしますよ!』って言ったんですけど、圭くんはとにかく恥ずかしがしがっていましたね」
続いては、第3話(4月20日放送)。佳介の元カノにけん制された美沙が、パーティーを後にするシーン。追いかけてきた佳介に、想いをぶつける美沙。涙を流しながら訴えかける高梨の熱演が印象的だった。
「あのシーンはたくさんの方から『感動した』って言っていただけて、すごくうれしかったです。でも、実は本番までどういう演技になるのか、自分でも分からなくて。考え過ぎず、とにかく想いのたけをぶつけようと思ってお芝居をしたら、わーって感情が高ぶって、自然と泣いてしまったんです。佳介が何とも言えない表情をしていて。美沙の気持ちが伝わってるのか、思いを受け止めてくれているのかも分からない、ただ黙って聞いているその顔や視線がすごく印象的で、今も忘れられないくらい心に残っています。まさに、田中圭さんに泣かされましたね(笑)」
高梨が選ぶラストは第5話(5月4日放送)。遊園地の帰り道、美沙が佳介におんぶをしてもらうシーン。
「おんぶのシーンはワンカットで撮影することになっていたので、『大丈夫かな?』と思ったんですけど、ひょいっと持ち上げてくれました。重いっていうしぐさを一切見せないでおんぶしてくれた、圭くんに感謝しています」また「遊園地のシーンもとても楽しかった」と話す、高梨。「美沙は絶叫マシンが苦手という設定ですけど、私は大好き! なので、撮影中も乗りたくて仕方なかったんです(笑)。念願かなって、撮影後には絶叫マシンに乗ったり、バンジージャンプをしたり…遊園地を満喫できました」
大胆なシーンも多かった土村が挙げたのがベッドシーン。
「今までやったことがなかったので、映像としての見せ方はすごく考えました。特に司さんとのシーンは布団の中の動きが多かったので、難しくて。事前に段取りを淵上さんと話したり、練習をさせていただきました。初めてのことだったのですごく勉強になりました(笑)」
「美沙さんとのシーンは会話量が多いので、細かい間合や掛け合いで2人の状態が表現されている」と土村。中でも印象に残っているのは、第10話(6月8日放送)。
「橋本のこと本気なの?」と美沙に聞かれた千尋が初めてハッキリと司への思いを口にするシーンだという。「千尋ちゃんが廊下で美沙さんに洗濯物を渡しながら、『(司のこと)本気だよ?』っていうシーンは、なんだかすごく好きなシーンでしたね。廊下一本隔てたところに佳介さんへの気持ちで揺れる美沙さんと、自分の心が定まった千尋ちゃんがいて…。構図もあいまって、2人の対比がすごく印象的に表現されいるなぁと感じました。何げないシーンなんですが、すごく好きです」
第3話で司に千尋が香水をプレゼントするシーン。司が彼女を作らない理由として「体だけの関係で十分」とドライに告げ、千尋の頭をポンポンして立ち去るという場面。実は驚きの裏話が!
「100発100中くらいの勢いで頭をポンポンされるときに、淵上さんの指先から私の頭めがけて静電気がパチンって(笑)。電流が走ったんじゃないかと思うくらいの静電気が走りました。段取りから本番までずっと、静電気に反応してしまって。だんだん面白くなっちゃいました(笑)」
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