――本作の出演が決まった際の率直な感想を教えてください。
面白そうな企画だったので、“ぜひ演じてみたい!”と思いました。泥棒や詐欺などの犯罪をしている主人公がターゲットとして近づいた家族は、自分よりも悪いことをしている雰囲気が漂っている。新しくてユニークな内容だと思いました。
――台本をお読みになった感想を教えてください。
話が進むにつれて家族それぞれにヤバそうな事情がどんどん出てきて、とても続きが気になる脚本でした。かなり個性的な作品かと思いきや純粋な家族愛もテーマとして描かれていたり、最終的には郷自身の成長もあるので絶妙なバランス感の作品だと思いました。
――主人公・松田郷を演じる上での役作りはいかがですか?
詐欺師として家族に近づきますが少し詰めが甘く、結果的に家族に振り回されてしまうのが郷です。根っからの悪人ではなくどこか心優しい一面も持ち合わせているので、愛されるキャラクターになるよう演じたいと思います。
――本作のストーリーにかけて、本郷さんの誰にも知られていない秘密を教えてください。
類いまれなる方向音痴です。特に建物内に弱く、控室からスタジオに向かった際なんかはまあまあな頻度で戻れなくなります。建物内は基本的に直角で構成されるため、右か左か直進かの選択を当て続けなければならない高難度のギャンブルです。
――見どころなど視聴者の方へメッセージをお願いします。
ハラハラする展開もあり、コミカルな要素もあり、気軽に楽しく見ていただけるドラマになっていると思います。是非ご覧ください!
“詐欺師がある家族に潜入したら、その家族はもっと悪い奴らだった”。一見、突拍子もない設定ですが、エッセンスは現代家族に当てはまる部分があるのではと思っています。犯罪一家に振り回され、情けないけどやる時はやる主人公・郷を演じるのは本郷奏多さん。好青年から悪役までこなす繊細なお芝居で、みんなから愛されるキャラクターに仕上げていただいています。松田郷という部外者が、“犯罪一家”の均衡を良くも悪くも崩していきます。図らずも家族の再生を担い、自身も“家族”を学んでいく。郷の成長も見どころです。皮肉と犯罪、最後に少し家族愛。そんなちょっとブラックなホームドラマを見ていただけるとうれしいです。
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