巨匠リドリー・スコットが製作、主演をキーラ・ナイトレイが務める実話に基づく社会派サスペンス「ボストン・キラー:消えた絞殺魔」が3月17日より配信開始。女性ばかりを狙う連続殺人事件の真相を追い求めた実在の女性記者を「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイが熱演。これまでにないほどの真剣な眼差しでシリアスな演技が光り、キーラの底知れぬ実力に圧倒される一作になっている。
1962年のボストン、向上心のあるボストン・レコード・アメリカン社の新聞記者ロレッタ・マクラフリンは犯罪部で事件記事を書きたいと夢見るものの、任されるのはライフスタイル記事ばかり。新発売の家電のレビューでは満たされない記者魂を上司ジャックにぶつけるが、いつも断られていた。
ある日、コツコツと貯めていた記事の切り抜きから女性が殺害される事件が立て続けに起こっていることに気がついたロレッタ。これらの事件には、被害者がいずれも独身であることや自宅で絞殺されているなど、共通点があった。他社ではどこも取り上げていない案件を追うことに難色を示すジャックをなんとか説得して、勤務時間外に追うという条件付きで任される。
被害者の共通点を探れば探るほど想像以上に闇の深い事件であることが明らかに。警察さえも敵に回しかねない特ダネを一人で追うロレッタのサポートに先輩記者ジーン・コールがはいり、ふたりはチームを組んで調査を続ける。町中を恐怖に陥れる残忍な“ボストン絞殺魔”にロレッタとジーンが立ち向かう。
キーラ演じるロレッタは使命感が強く、一度追い求めたら何があろうと諦めない女性。当時ではまだ珍しいとされる夫婦共働きで、3人の子供を育てており、男性優位の職場でも持ち前の粘り強さでチャンスを掴み取る。
新聞社はロレッタとジーンが女性記者であることを売りに出そうと写真を撮り、紙面に掲載。これによって怯える女性たちからの便りは増える一方、不審電話や嫌がらせなどが起こるように。家族を危険に巻き込んだと怒る夫と喧嘩になり、次第にすれ違ってしまう。
危険と隣り合わせになりながらも事件を追う理由は、恐怖に怯える人々のために正義をもたらしたいから。記者として、女性として、市民として、熱い使命感に燃える強固な信念と真剣な姿はやがて周囲にも影響を与え、真相解明に近づいていく。
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