AKB48小栗有以、アイドルと俳優の“二刀流”へ「グループへの貢献にもつながると思う」

小栗有以撮影:山田健史

アクションにも改めて興味


――ドラマ「恋に無駄口」(ABCテレビ)で連続ドラマの初ヒロインを務めて以降、俳優としての仕事が途切れない印象ですが、気の強い女の子を演じていることが多いように思います。

たしかに気の強さという面では同じかもしれませんが、朱音の場合は「恋に無駄口」の役とはまた違う気の強さなんです。「江戸っ子」と聞いて、私は親しみやすくて、負けず嫌いで、自分の意思がある女の子というふうに自分の中で解釈しました。私自身は普段、あまり強く見られない方だと思うので、役を通して強い女性になれるのは、演じていてすごく楽しかったです。

――俳優としての仕事が続いていることに対する実感は?

すごくうれしいです。お芝居の経験はまだまだ浅い方ではあるんですが、こうして経験を重ねさせていただくことで、演技の楽しさを改めて感じることができています。キャストの方によってその場その場で吸収できるものも違うので、毎回学ばせていただくことが多いなと感じています。

――芝居を始めたばかりの頃と比べて、ご自身の変化は感じますか?

お芝居でも気付きが増えました。例えば今回は「おっさん」というワードが多かったですが、同じ「おっさん」でもいろんなパターンの言い方があるということを考えたり、自分で言い方を選んだりする作業はすごく面白いです。

今作では、アクションにも改めて興味を持ちました。最近は、ドラマなどを見る時にも、出演されている方のお芝居から会話のテンポを相手と合わせることの大切さを学ぶようになりました。

小栗有以撮影:山田健史


バラエティーでは「できるだけ挑戦する」


――「ラヴィット!」などバラエティーなどでもグループ外の仕事が増えています。外の仕事で意識していることは何かありますか?

外の仕事に行く時は、あえて“アイドル感”をあまり出さないようにしているところはあります。自分はAKB48として出ると“アイドルっぽさ”が強くなってしまう感覚があるんです。

もちろんAKB48グループという大きいものを背負っているので「ちゃんとしなきゃ」という気持ちはありますが、今は小栗有以個人として見られるという意識を持って、挑戦することを恐れずに、バラエティーでは芸人さんたちとなんでもやる…なんでもではないですけど(笑)、できるだけ挑戦するという心は持つようにしています。

――「ラヴィット!」では辛いものも食べていました。「なんでもではない」というと、NGもあるのでしょうか?

できることはなんでも前向きに挑戦しようという気持ちではありますが、鼻フックとかは絶対嫌だし、ドッキリでよくある鼻の穴にブラジリアワックスを塗った棒を入れるやつも痛そうだし、ちょっと怖いです…(笑)。でも、激辛とかできることはやりたいという気持ちでいます!

小栗有以撮影:山田健史

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