6月22日に2時間スペシャルで放送された、内藤剛志主演ドラマ「警視庁・捜査一課長 season2」(テレビ朝日系)の最終話が、平均視聴率13.5%を獲得。瞬間最高視聴率は夜9時33分と35分に記録した15.7%で、全話平均が12.5%となった。(数字は全てビデオリサーチ調べ、関東地区)
今回の視聴率を受けて、同ドラマが4月クールの民放連続ドラマ平均視聴率で3位となることがほぼ確実に。
ちなみに1位は先日15日に放送終了した同じくテレビ朝日系の「緊急取調室」で14.1%、4位にも同局系の「警視庁捜査一課9係」(11.5%)が入り、“刑事ドラマの総本山”ともいわれる(?)テレ朝警察モノの人気ぶりを見せつけた。
さらに言えば、TBS系の日曜劇場「小さな巨人」(13.5%)が2位に入り、1位から4位までジャンルは異なれど、警察関係作品が平均視聴率上位を占める格好となった。
それも「小さな巨人」を除くテレビ朝日系の3作品は、芯の部分では全話につながりを持たせているにしても、全て1話完結のスタイル。
昨今は、NetflixやHuluなどテレビ以外のメディアでもドラマコンテンツがあふれ、視聴者も好きなときに見られるものを選び放題だ。
それもあって、10話前後を毎週決まった時間に続けて見るというより、たとえ1話見逃しても諦めずにその次が見られる1話完結の警察ドラマが好評を博したのかもしれない。
7月期は、ますます外出シーズンでテレビ離れが進む季節。例年、外気温とは裏腹にドラマ視聴率は冬の寒さとなるだけに、いかに視聴者と寄り添いつつ、作りたいドラマを真正面から作れるか、制作者の腕の見せどころだ。
ここまで視聴率を触れておいて説得力がないかもしれないが、もちろんドラマは視聴率が全てではない。
毎クール全作品ドラマを見ている、生粋のドラマっ子としては、毎回それを見るために楽しみに早く家に帰りたくなるような、ワクワクする作品が出てくることを期待したい。
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