一方、少年を助けに行ったチームは、無事に目的地に到着。怪鳥を刺激しないために戦闘機は距離を置いて停め、山頂へは徒歩で向かう。足を掛ける場所すらほぼない険しい岩山だが、ボ=カターンも“ザ・ウォッチ”のマンダロリアン同様に歩みを進めていく。こうして行動を共にすることで、良家の子女であるボ=カターンへの偏見が薄れ、少しずつ打ち解けているように見える。
中でもリーダーのアーマラーは彼女の実力をいち早く認めたようだ。その証拠に少年を助ける際に肩のアーマーをなくしたボ=カターンのために、アーマラーから声をかけて新調する。しかも彼女が元いた宗派「ナイト・アウル」の紋章を入れるか?と聞くのだ。これはもう彼女を人として認めている証であろう。だが、ボ=カターンはそれを断り、全マンダロリアンの象徴であるミソソーの紋章をリクエストする。それは今度は家名ではなく、実力でマンダロリアンの権力者になるというフラグかもしれない。
さて、全8話予定の「マンダロリアン」シーズン3も早くも折り返し地点。そろそろ今シーズンのゴールに向けてのアクションが起きてもおかしくないころだ。第2話で母星・マンダロアが汚染されていないことが判明したので、故郷に帰る準備を始めるのか? もしくはグローグーがオーダー66後の世界をどう生き延びてきたかが描かれるのか? 3月29日(木)配信の第5話では何かしらの動きがありそうだ。
◆文=及川静
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)