ビックリ箱のように何が飛び出てくるかわからない、エンターテイナーの田中はサスペンスとの相性が非常に良い。「先生を消す方程式。」(2020年、テレビ朝日系)では、生徒からの精神的な攻撃にも物理的な攻撃にも動じず、笑顔を絶やさない高校教師・義澤経男役で終始不気味な空気を漂わせ、生徒たちや視聴者を翻弄した。
そんな、田中圭×サスペンスの至高の組み合わせがまたもや実現する。4月18日(火)スタートの新ドラマ「unknown(アンノウン)」は田中と高畑充希がW主演を務めるラブサスペンスだ。田中が演じるのは交番勤務の熱き警察官・朝田虎松。彼は週刊誌のエース記者である闇原こころ(高畑)と最低最悪の出会いを果たすも、次第に惹かれ合っていく。しかし、互いに重大な秘密を抱えている2人はなかなか結婚に踏み切れずにいた。そんな中、彼らが暮らす平和な町で連続殺人事件が起きる……というストーリーだ。
なんと、本作を手がけるのは田中がブレイクするきっかけを作った「おっさんずラブ」の制作チーム。今回の出演にあたり、田中は「『一番暴れられる場所に帰ってきたな』という感じはしている。そして“ここで暴れなきゃいつ俺は暴れるんだ”とも思っているので、たくさん暴れます!(笑)」とコメントしている。自身の魅力を知り尽くした製作陣のもとで田中が暴れまくるドラマ「unknown」。そこにはどんな驚きが私たちを待ち受けているのか、今から楽しみだ。
■文/苫とり子