「戸惑いが新鮮」秋元康が語るアイドルと女優のオーディションの違い<私が女優になる日_>

2023/03/26 16:00 配信

バラエティー

「私が女優になる日_」season3ファイナリストの9人と秋元康が囲み取材に参加

3月、TBSスター育成プロジェクト「私が女優になる日_」season3ファイナリストお披露目囲み取材が行われ、プロジェクト総合プロデューサー・秋元康と、プロジェクトファイナリスト9人が登場した。
私が女優になる日_」とは、田辺エージェンシーと秋元、そしてTBSがタッグを組んで実施している2020年に発足した女優発掘・育成プロジェクト。初代グランプリを飯沼愛、2代目グランプリは幸澤沙良が獲得している。

season3では、昨年末から今年1月末にかけて募集し約7000人が応募。書類審査(1次審査)、リモート審査(2次審査)を経て、35人が対面審査(3次審査)に駒を進めた。
その結果、テーマでもある「もう一度、会ってみたい」と思わせる何かを秘めている未来のスター女優の原石として、安藤帆花さん(18歳・愛知)、岸本小雪さん(17歳・沖縄)、栗原一菜さん(16歳・愛知)、坂本彩さん(15歳・宮崎)、樋口琴美さん(17歳・北海道)、間鍋春希さん(19歳・東京)、宮治果緒さん(19歳・愛知)、大和奈央さん(16歳・徳島)、和多田萌衣さん(18歳・滋賀)の9人が勝ち上がった。この9人はグランプリを目指して、TBSドラマ制作陣が手掛けるドラマでの主演デビューを懸けて戦っていく。

「私が女優になる日_」season3ファイナリストの9人が初めての囲み取材に登場(1)


秋元康らが「ダイヤモンドの原石」を見つける

取材に臨んだ秋元は、3次審査に進んだ35人を見た感想を「1回目、2回目を見て応募してくださった方も多かったと思うので、その分夢が近づいたんじゃないかと思います。今までだったら私には無理だ、私には縁がないと諦めてしまったような内気な子たちも参加してくれたのかなと思いました」と振り返った。

審査は難航したのかという問いに、「僕らは特別な目利きではないですし、全てが分かるわけではなく、誰がダイヤモンドなのか分からない。ダイヤモンドの気配、原石はどれなんだろうって多分、僕よりも先に審査をしてくれた皆さんは、いろいろ悩み、考えながら、今までの経験による勘とかいろんな物を総動員して選んでいったと思います」と答えた。

秋元康が語る女優になるための“条件”とは?

そしてファイナリストの印象を「面白かったですね。アイドルのオーディションはフォーマットが決まっているというか、みんな目指す方向が分かりやすい。だけど女優っていうのは、どうやってなったらいいか、どういう魅力がある人が女優になれるのかがなかなか分かりにくい。そこには脚本があったり、演出があったり、ドラマとしてのチャンス、映画としてのチャンスがあったときに成立する。まだ自分でどうアピールしたらいいか分からないという戸惑いが新鮮に映りましたね」と語った。

重視したポイントについて「(意見が)ぶつからなかったんだと思う。だから、全員の点数が僅差だったんですよね。それだけバラエティーに富んだメンバーが残ったと思います」と振り返る。

最後にファイナリスト9人に「とにかく、まだここはスタート。僕らが正解を持っているわけではないので、自分がやること、自分が女優としてやっていくことが正解なんだと、自分の中に正解があると思って頑張ってください」とエールを送った。

「私が女優になる日_」season3ファイナリストの9人が初めての囲み取材に登場(2)