――「刀剣乱舞」は「歴史の改変」がキーワードになっていますが、自分の人生を修正できるとしたら?
学生時代にちゃんと勉強をしておけばよかったなって思います。特に英語は、海外の方としゃべろうとしても単語が出て来なかったり、歴史も苦手でしたね。学生の頃って時間がたっぷりあったし、自由に勉強したり、やりたいことができた。やり直せるとしたら勉強したいですね。
――大人になると「勉強したい!」っていう気持ちになるけど、学生時代はその意欲がついてこない?
そうなんです。成長期ゆえに「眠い」が勝っちゃうんですよね(笑)。私は12時間以上寝ていました。おかげで、今の身長(167cm)になったから、それはそれでよかったなって思います。
――そういえば、1月からはゲーム配信もされていますが周囲の反響は?
配信を始めたことで、ゲーム配信をしている方やゲーム好きの皆さんが声を掛けてくださって。“ゲームの輪”というか、かなり交友関係が広がりました。
――ゲームをやっていると素が出ると思いますが、どんなプレースタイル?
負けず嫌いです。対戦していて負け続けたら絶対に勝つまで終わりません(笑)。でも、悔しいからと言って暴言を吐いたり、荒れたりはしませんよ。もちろん悔しいですけど、すぐに気持ちを切り替えて次のプレーを楽しんでいます。
――ゲーム以外で最近ハマっているものは?
配信で映画を見ることが多いです。特にディズニー作品が好きなので「ディズニープラス」は良く見ますね。先日「モアナと伝説の海」を見ました。劇中で流れる歌が大好きです。ディズニー作品の中で一番好きなのは「塔の上のラプンツェル」で、何回も見返しています。
あと、実写系も好きで「マンダロリアン」はシーズン2まで見ました。新作も早く見たいです。日常とかけ離れたファンタジーな世界観が好きなので「スター・ウォーズ」「マーベル」シリーズ、もうワクワクしちゃいます(笑)。
――映画が公開された後は、舞台「なんだコイツ」(4月12日[水]~16日[日])に出演!
稽古はこれからでまだ台本もないんですけど(※取材時)、私が演じる役は結構場をかき乱すことが多い役柄です。登場人物の中では唯一暴れられるキャラクターかも。割と自由に好き勝手やっていいのかなと思っています。
下北沢駅前劇場の舞台に立つのは初めて。お客さんとの距離が近い分、表情一つ一つをしっかりと見られるプレッシャーはありますけどすごく楽しみです。
――以前のインタビューで「“この役と言えば柳美稀”と言ってもらえるような女優になりたい」と話していましたが、今の目標は?
その思いは今も、もちろん変わっていません。新たに加えるとしたら、役で嫌われるなら嫌われてもいいかなって思えるようになりました。
割と保身に走ってしまうタイプなので、今までは嫌われないようにしなきゃっていう思いが強かったような気がします。でも、劇中で嫌われる役なら見ている人にとことん嫌われたほうが役者としては成功なんだなと。「ホントにそういう人間なんじゃないの?」って思ってもらえるようなお芝居をしたいです。
ゲーム実況をしている私と演じている私。どっちが本当の柳美稀なのか。見ている人を惑わすような役者になりたいです。
◆取材・文=小池貴之
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