DMM TVブースの大トリを飾ったのは、同サイトの人気番組、杉田智和&岡本信彦出演の「自称声優」と、下野紘&山下大輝出演の「下下紘輝」のスペシャルコラボステージ「自称声優×下下紘輝」。人気声優4人の登壇とあって、多くのファンが観覧に詰めかける大盛況のステージとなった。どちらもコンビによるロケ番組ということで、今回はロケにまつわる話題でトークが繰り広げられた。
まずは最初のあいさつで、「年相応に大腸検査を受けたら再検査になりました」と杉田がツカみの笑いをしっかり取っていく。そんなオープニングトークから両番組の紹介。そして“やりたいことアンケート”の発表に。「もし次に『下下紘輝』と『自称声優』でコラボするなら」という回答で盛り上がったのは、杉田の案「お風呂に入っていた下野くん、大輝くん。浴槽が滑って雪道へ」だ。
「どういうこと? あられもない姿で!?」と動揺する2人に、杉田と岡本が「ないの?」「下野さん、イメージありますよね?」と振りを入れる。すると下野は「やれるんだったら、まあ…。40過ぎると色んなことを受け入れはじめちゃうんだよ」と達観した返事を返す。そこで99.9パーセント女性の観覧客に「見たい人?」と問うと、ほぼ満場一致で挙手。「じゃあ、仕方ねえ! 俺らの仕事はお客さんありきだから!」と下野が宣言し、「ちょっと待ってよ!!」という相方・山下の叫びをかき消すように大拍手が巻き起こった。
続いては「『下下紘輝』から『自称声優』へのアドバイス」のコーナーへ。「自称声優はどうしたら“自称”でなくなる?」というテーマに反応したのは、当の「自称声優」側の杉田だった。実は先日ガチで「自称声優」の最終回案を出したのだという。「このネタをやって終わればちゃんとタイトルを回収できます」という内容らしく、「あれ、すごく面白い!」と危うく口を滑らしそうになる岡本に「今言っちゃダメだよ」と釘を刺す一幕も。岡本は「いまだそんな終わり方をした番組はない。一度その伏線をやっておきたくて、多分みんなゾッとすると思う」というが、その内容は果たして…?
そして話題は様々に飛びまくり、「カンペ、ガン無視してるけど大丈夫?」と下野が今さらなことを言いはじめ、さらにその心配が的中する。スクリーンには次のお題が映されるが、4人は台本のどこにそれがあるのか見つけられず、まさかの迷子状態に。あたふた迷走するうちにチャイムが鳴り、ここで前半のトークタイムは強制終了となってしまった。
後半戦は「DMM TVってなに?」という解説コーナーからスタート。ここにきての大事なお知らせに杉田から「最初にやれよ」と至極まっとうなツッコみが入りつつも、岡本と山下がさすがの美声で「DMM TVとは税込月額550円で、アニメおよそ5000作品。エンタメを含むおよそ16万本のコンテンツをスマートフォン、パソコン、テレビアプリなどから楽しめるDMMの新たな動画配信サービスです」と説明。「下野紘×杉田智和」「山下大輝×岡本信彦」などの入力で、番組検索システムの優秀さもアピールし、スクリーンにはそれぞれの組み合わせで検索された新旧さまざまな共演作リストが映される。懐かしの過去作もしっかり押さえられているのがDMM TVの良いところで、「『初恋モンスター』、ツダケン(津田健次郎)さんがやる変質者がマジに面白いんだよ」(杉田)、「『機巧少女は傷つかない』があるよ!」(岡本)など、4人は沸き立ちながら声を上げていた。
そして楽しかったトークもエンディングへ。次のコラボでやりたいこととして、杉田は「岡本信彦について意識調査」を提案。これに下野は「別の番組だけど、二丁目で声優意識調査をやったら岡本くんがかなり人気だった」とマル秘情報を提供する。再び自由なトークが始まりだし、やりたい企画を話しだすが、いいタイミングで下野が「皆さんに観ていただかないと番組続けられないんだよな~。応援してもらわないと続けられないんだよな~」と切り出していく。会場はもちろん大きな拍手で応え、ここでようやく最後のあいさつに。それぞれからメッセージが送られ、大盛況のステージは締めくくられた。
今回初コラボとなった両番組はDMM TVにて好評配信中。「下下紘輝」が毎週土曜日夜8時15分に最新回を配信。「自称声優」が隔週土曜日夜8時15分に最新回を配信。果たして下野と山下が浴槽雪道ジェットコースターを体験することはあるのか? 次のコラボレーションに期待したい。
■取材・文/鈴木康道
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