──本田さんはメソ、松田さんはツン、寺山さんはヒャホを演じていますが、それぞれご自身の役を演じる上で、意識したことや大切にしたことはありますか?
本田 僕はバランスですね。「みんながおとなしかったらボケようかな」と思っていたんですけど、蓋を開けてみたら、テラさんとながつという結構なパワーを持った方がいたので、突き抜け過ぎないほうが面白いかなと思って。というのも、メソはどっちにも振れるタイプだと思ったから。パワーのある人たちがいたら前に出過ぎないというのはメソの気弱さにも近いなと思いました。
松田 僕はとにかく楽しもうと思っていました。知識を披露したり、問題を提起したりする役どころですけど、ツンは調べるのが楽しくて調べているだけなんですよね。だから楽しんでやればいいんだなって。まぁ、本当に僕が楽しめていたかはちょっとアレですけど(笑)。
寺山 僕は本読みのときが一番役に入っていた気がします。ヒャホのセリフって、全部波線がついているんですよ。「そうなんだよ〜!」とか。だから本読みのときは忠実にやっていたんですけど、顕作さん(総合演出・小林顕作)に「寺山くんは、もう自由でいいよ」って言われて。そこから徐々に「もういいか」「これもいらないか」ってなって、最終的にほぼ自分になりました(笑)。
──では「箱ミュでしか見られない自分」など、「箱ミュ」でしか見られないものを教えてください。
本田 そもそも「箱ミュ」ってほかじゃ絶対に見られないですよ。だって、普通こんなことやらないじゃないですか(笑)。
松田 まぁ、やれないですよね(笑)。
寺山 しかもこれを朝から撮ってるんですよ!あのテンションで!これは絶対に書いておいてほしいです(笑)。
本田 何も気負わずに見られる番組ですよね。どういう順番で見てもいいし。もう何回も見たアニメを流しておくような感覚というか、肩の力を抜いて見てほしいですね。
松田 僕はあの……本当に個人的なことなんですけど……。緑のウィッグを付けたときに、皆さんに「小松菜奈さんに似てる」と言われて……。って、怒られますよね、すみません!
──でもツンに限らず、このミュータントのヴィジュアルは確かにここでしか見られないですよね。
松田 そうですね。ちなみに、僕は1、2話と、3話以降でちょっと髪型が変わってるんですよ。そこにも注目してもらえたら。
寺山 あとは普段見られない素笑いも見られるかと。
本田 誰も我慢してないもんね(笑)。
寺山 そうそう。普段の舞台上だったら怒られることも、何のためらいもなく楽しんでやっているので、そのあたりを見ていただけたらうれしいです。
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