なんとか捜査の手を逃れている連続殺人犯ネットワークのリーダー“シカリウス”こと、ヴォイト(ザック・ギルフォード)。こんなにも残忍な凶悪犯がどのように誕生したのか、気になっていたファンも多いと思うが、ついにその生い立ちが明らかになった。
両親を亡くしたヴォイトは、唯一の肉親である叔父に引き取られることに。人里離れた場所で一人で暮らす叔父は、ヴォイトを絶対的に服従させるため、犬の死体と共に監禁するなどして虐待していた。まさにこの叔父こそが、連続殺人鬼だったのだ。
まるで動物を扱うようにヴォイトに接し、言いつけを守ることを身にしみこませた叔父は、ヴォイトに死体遺棄を手伝わせ、ノウハウを教え込み、また殺害を繰り返してゆく。こうして連続殺人鬼に育てられることになったヴォイトは、大人になってから家を飛び出して新たな人生を歩み始めるが、殺人鬼としての習性は染みついて消えることはなかった。
そんなシカリウスに近づく、新たな手掛かりを爆発現場から発見したロッシたち。事情を知る死刑囚を尋問することになったが、その死刑囚の事件を担当した検察官はルイスの彼女レベッカ(ニコール・ペイセント)だった。
同棲も考えるほど真剣交際していたルイスとレベッカ。レベッカは仕事でも司法省の内部事情を提供するなど、ルイスをサポート。テキパキした仕事ぶりで評価され、出世を目前にしていた。そんな最中、死刑囚の冤罪を明かしかねない尋問を行うことは、キャリアの痛手。これを懸念したルイスは密かに取り調べを進めようとするが、それがかえって仇となり、二人の関係に亀裂が入ってしまう。
一方、ガルシア(カーステン・ヴァングスネス)には新たな恋の予感が。そのお相手は、連続殺人犯ネットワークの首謀者との接触に成功したスパイで捜査に協力していたタイラー(ライアン=ジェームズ・ハタナカ)。一時は、犬猿の仲だった二人。しかし失踪していた妹が死亡した証拠が見つかり、悲しみに暮れて酒に逃げるタイラーを自宅で看病しているうちに、距離が縮まり特別な雰囲気が漂うように。
忌み嫌いあっていたスパイと恋に落ちるなんてまさに禁断の恋! 胸キュンを隠しているつもりでも、仲間たちには「なにかあるな」とバレバレなガルシアも可愛いし、改めてチームの仲の良さを再確認できてほっこり。キスをするのか、しないのか、ドキドキが止まらない展開にも悶絶。ガルシアと“イケメンスパイ”タイラーの関係から目が離せない。
◆文=KanaKo
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)