若き注目俳優、ペイトン・エリザベス・リーが主演するドラマ「天才少女ドギー・カメアロハ」のシーズン2が、3月31日に全10話一挙配信された。ティーンエージャーの女性新人医師が、個性的な家族や友人たちと繰り広げる青春コメディードラマ。本作のシーズン2・第1話をレビューする。(以下、ネタバレがあります)
同ドラマは、ハワイを舞台に16歳の天才少女、ラヘラ・カメアロハ(ペイトン)が新人医師としての仕事とティーンエージャーとしての挑戦の日々を両立させようと奮闘する姿を描く。シーズン1、シーズン2ともにディズニープラスで独占配信中だ。
アメリカで1989~1992年に放送されたテレビドラマ「天才少年ドギー・ハウザー」のリブート版であり、劇中でも同作にちなんでラヘラが“ドギー”というあだ名で呼ばれることも。
頭脳明晰なラヘラは、10歳でハワイ大学を、そして14歳で医大を卒業した経歴の持ち主で、研修医として責任ある仕事に向き合う。そんな少し違う道を歩みながらも、恋などティーンエージャーらしい悩みも抱えている。
青春コメディーらしく、ラヘラの周囲の人々も明るくにぎやかだ。ラヘラが勤める病院の医師で、厳しい上司でもある母のクララ(キャスリーン・ローズ・パーキンス)と、金融関係の仕事を辞めてキッチンカーでシェイブアイス店を営み、能天気な一面がある父親のベニー(ジェイソン・スコット・リー)という過保護気味な両親。そして、自由奔放な兄カイ(マシュー・サトー)、変わり者の弟ブライアン(ウェス・ティアン)、いつもラヘラの部屋に窓から入り込む親友のステフ(エマ・マイゼル)と、病院の同僚たち。ラヘラは彼らに支えられながら、日々を過ごし、悩みも乗り越えていく。
シーズン1は、早く大人になりたいと思っていたラヘラがティーンエージャーの今の人生を見つめ直しつつ、離れがたかった恋人・ウォルター(アレックス・アイオノ)をプロサーファーになる夢のために背中を押してオーストラリアへ送り出したところで幕を閉じた。
そしてシーズン2の第1話は、愛しいウォルターが2週間後に帰国するのを待ちわびているラヘラ。同僚たちに遠距離恋愛の難しさを言われても、自分たちは大丈夫とウキウキした表情がとてもキュートだ。
そんな中、医師としては命を助けることを考える状況が続く。無保険者などは勤めている病院ではしっかりと診ることができないのだ。ラヘラは、お金がなくて獣医の元に行けないと困っていた少年の愛犬の手術を内緒で行っていたところを見つかり、停職を言い渡されてしまう。
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