次代を担う“ディズニースター”ペイトン・エリザベス・リー 共感性を呼ぶ豊かな表現力

2023/04/09 06:10 配信

ドラマ コラム

「天才少女ドギー・カメアロハ」で主人公の天才少女を演じるペイトン・エリザベス・リー(C)2023 Disney and its related entities

Instagramのフォロワー数が163万人(2023年4月7日現在)で、アメリカの次世代を担う俳優として注目されているペイトン・エリザベス・リー。ティーンエージャーの女性新人医師に扮(ふん)したドラマ「天才少女ドギー・カメアロハ」のシーズン2が3月31日から配信されたということで、あらためて彼女の魅力に迫る。

天才少女を好演したドラマの第2弾


「天才少女ドギー・カメアロハ」は、ハワイを舞台に16歳の天才少女、ラヘラ・カメアロハ(ペイトン)が新人医師としての仕事とティーンエージャーとしての挑戦の日々を両立させようと奮闘する姿を描く。シーズン1、シーズン2ともにディズニープラスで独占配信中だ。

頭脳明晰なラヘラは、10歳でハワイ大学を、そして14歳で医大を卒業した経歴の持ち主で、研修医として責任ある仕事に向き合う。アメリカで1989~1992年に放送されたテレビドラマ「天才少年ドギー・ハウザー」のリブート版であり、劇中でも同作にちなんで“ドギー”というあだ名で呼ばれることも。

シーズン2では、医師としてはもちろん、恋模様にも真っすぐにぶつかりながら、さらに成長していく。

2004年5月生まれで実年齢18歳のペイトンは、同世代のラヘラが抱える悩みを等身大で表現し、多くの共感を呼んでいる。

10代前半でディズニーチャンネル作品の主役に抜擢


ペイトンの父アンドリュー・ティンポ・リーも俳優として活躍しており、実はペイトンと直接やりとりするシーンは少ないものの「天才少女ドギー・カメアロハ」にも出演している。

中国人であるアンドリューの娘としてニューヨークで生まれたペイトンは、10歳で俳優の道へ。いくつかテレビドラマなどに出演した後、注目を浴びたのがディズニーチャンネルのドラマ「アンディ・マック」の主役に抜擢されたときだ。

アジア系少女を主人公にし、多様性を盛り込んだストーリーも話題になった「アンディ・マック」。ペイトンは、思春期真っただ中の13歳の少女・アンディが家族や友人たちに囲まれ、悩みにぶつかりながらも、生き生きと毎日を過ごしていく様をみずみずしく演じた。

2017年に始まった同ドラマは、アメリカのティーンたちを引き付け、2019年放送のシーズン3まで製作される人気ぶり。