田舎から上京してきた天然な女子高生・みつみの青春が描かれるTVアニメ「スキップとローファー」(毎週火曜夜11:00-11:30/TOKYO MXほか)。4月12日(火)に放送された第2話「そわそわ うろうろ」では、みつみの救世主であるクラスメイト・志摩の裏の顔がのぞいた。(以下、ネタバレを含みます)
TVアニメ「スキップとローファー」は、2018年から講談社の月刊漫画雑誌「月刊アフタヌーン」にて連載中の、高松美咲によるスクールライフ・コメディが原作。田舎から上京してきた、勉強はできるけど、距離感が独特でちょっとズレてる女子高生の“みつみ”こと岩倉美津未(CV:黒沢ともよ)が、個性豊かなクラスメイトたちに影響を与えていく様が描かれる。
前回、入学式で盛大に吐いてしまい、ある意味インパクトを残してしまったみつみ。次こそは……とクラスでの自己紹介を一生懸命考えている間に朝を迎え、目の下にはくっきりとクマが。またしても万全ではない状態で、みつみは自己紹介に臨む。
一緒に暮らすナオちゃん(CV: 斎賀みつき)から、面白いことを言おうとしなくていいから笑顔を大事に、と言われていたみつみだが、あくまでも自己評価の高い彼女。官僚になりたい理由を聞かれ、ジョークのつもりで放った「人の上に立つべき人間だからです!」の一言がみんなをドン引きさせてしまう。目の下のクマも相まって、もはや悪の親玉のよう。
そんな頑張れば頑張るほど空回りしてしまうみつみをサラッとフォローしてくれるのが、入学式の日に出会ったクラスメイトの志摩聡介(CV:江越彬紀)だ。志摩は通学途中に迷っていたみつみを学校まで案内してくれたり、“入学式で吐いた人”として早くも孤立気味の彼女に臆することなく声をかけ、教室の雰囲気を変えてくれたヒーローのような人。今回も自分の自己紹介で「将来の夢は今のところなくて……あ、岩倉さんの部下ならなりたいです!」と見事にみつみのスベったジョークを回収したのだ。
そんなこともあって、みつみと志摩は共に学級代表を務めることに。実家で飼ってる犬のサトノスケに似ている志摩の存在は、みつみの中でどんどん大きくなっていく。しかし、かっこよくて優しい志摩はすでにみんなの人気者。周りの人たちは正反対の二人が「もしやいい感じなのでは?」と、その関係性が気になって仕方がない様子。
特にみつみのことを目障りに感じているのが、初日からイケメンの志摩に目をつけていた江頭ミカ(CV:寺崎裕香)。前回も志摩と仲良くしているのを見て、最初はスルーしていたみつみに連絡先を聞くなど、彼女の計算高い性格が垣間見えたが、第2話ではさらにミカの思惑がうごめく。
「岩倉さんくるよ〜」とみつみをダシに使い、志摩をカラオケに誘うミカ。その上で誰にでも優しい志摩の言うことを真に受けない方がいいと、心配を装ってみつみを牽制したり、カラオケではさり気なくみつみの方言をバカにしたりと、チクチクした言動が目立つ。
それを見兼ね、みつみに「明らかに志摩と仲良くなるためのダシにされてんじゃん」と忠告してくれたのが、容姿端麗、志摩と同じくクラスでは目立つ存在の村重結月(CV:内田真礼)だ。田舎で穏やかな人間関係を育んできたみつみは、彼女の指摘でようやく自分がどういう扱いを受けているかに気づくのだった。
さすがに落ち込むみつみ。そんな中、地元の親友・親友の“ふみちゃん”こと、遠山文乃(CV:諸星すみれ)の電話に励まされることに。さすがは幼なじみ。みつみのことは何でもお見通しなふみちゃんは事情を察し、幼稚園生の頃はみつみのことが苦手だったと暴露。その上で、「むすっとして怖い子やと思っとったもん。ほんとは優しいのに。わからんかったんよ、あの頃は」と当時を振り返る。
たしかに、みつみは優しい。通学の途中も女装をしているナオちゃんが周囲から怪訝な視線を向けられているのに気づいたみつみは、さり気なくその手を取り、笑顔にさせた。
だけど、その優しさは長く付き合って初めて分かるもの。出会ってたった2日で自分を知ってもらえるはずがないと、ふみちゃんの言葉で気づいたみつみ。みんながいるカラオケルームに戻った彼女は小学生の頃に流行ったアニメの主題歌を全力で歌い、笑いをかっさらった。おかげで結月とも仲良くなることができる。
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