FANTASTICS・世界、佐藤大樹、堀夏喜、八木勇征「ドームツアーも見える勢いを感じさせたい」デビュー5周年目に突入した思い

2023/04/15 12:00 配信

音楽 インタビュー 独占

デビュー5周年目に突入して、進化していくFANTASTICS

FANTASTICSの世界、佐藤大樹、堀夏喜、八木勇征撮影=阿部岳人

――現在ツアー真っ最中ですが、ライブの感想を教えてください。

【佐藤】今回のツアーでは観客の声出しがOKとなった会場も出てきて、「ヤバイ!これがライブだな!」と感じました。曲が流れるたびに“イントロどん”じゃないですけど、“イントロぎゃー!”って感じで湧いてくれていて。

世界】イントロぎゃー…(小声で)

【佐藤】僕たちもテンション上がりました。

世界】イントロどんじゃなくて、イントロぎゃー、なるほど…(小声で)

――何か小声でツッコミのようなものが聞こえますが(笑)

【佐藤】いつものことなので気にしないでください(笑)。

――八木さんはいかがですか?

【八木】改めてライブってこれだよなって思いました。メンバーもスタッフも、きっとファンの方もそう感じてくれていると思います。

【堀】僕も久々の歓声にパワーをもらって、ライブもさらに盛り上がっています。あと、“FAN FAN PROJECT”三部作の最後のツアーとなるので攻めた内容になってると思います。

世界】最初は声出しに戸惑いや遠慮も感じていたんですが、ファンの方たちががんばって声出ししてくれているのが純粋にうれしいです。僕たちだけではどう頑張っても99%にしかならないけれど、100%になった瞬間を感じました。もう何万%にもなった感覚です。

アリーナツアーやドームツアーも視野に


――また、アリーナライブも発表されました。デビュー5周年目に入ってずいぶん成長を感じられたことと思いますが、これからの展望を教えてください。

【佐藤】2018年にEXILEのライブ公演でドームのステージ上でデビューを発表させていただき、デビュー曲を披露するというありがたい環境で、すごいスタートダッシュで始まった感覚がありました。その後、コロナ禍になってもライブやシングルリリースをして、一歩一歩丁寧に進めてきたつもりです。アリーナライブは“FAN FAN PROJECT”のゴールとして目指していたのでうれしいですが、4日間しかないので次はぜひアリーナツアーをやりたいです。そしてドームツアーへとファンタらしく全員の力を合わせて着実に進化していきたいです。

【八木】アリーナライブは同じ楽曲でもホールとは違う見せ方ができると思うので、すべての楽曲を新鮮な気持ちで見てもらって、みなさんとの思い出を作りたいです。今の等身大の自分の姿をファンのみなさんに届けるという姿勢はデビュー当時から変わってないのですが、僕自身が個人活動を通して、賞を頂いたりして徐々に表現の仕方とかも変化してきているので、ファンの方とともに年を重ねながら絆を深めていきたいと思ってます。

【堀】5年目に入って楽曲が増えて個人活動も増えて、いろいろと選択肢が増えて行って、ちょっとずつ輪が広がっていったように思います。どれだけ大きな輪にできるか、スピード感も大切にしながらまた濃密な一年にしたいです。まずは念願のアリーナのステージですが、その先のアリーナツアー、そしてドームツアーも見えるくらいの勢いを感じさせたいと思っています。

世界】4日間しかないから1公演ずつ毎回出し切ってヘトヘトになるくらい完全燃焼しようと思っているので、ファンの方も一緒に出し切るつもりで見に来てもらえると嬉しいです。デビューから今まではあっという間でした。すごいスピード感の中で、ファンタってこうだよねっていうのが去年あたりからようやく見えてきました。“ファンタらしさ”を言葉で表すのは難しいけれど、それをライブで見せるのが僕たちの仕事だと思っています。例えばライブの一部では楽曲を見せて二部では舞台を見せるとか、ファンタならではの強みを何も不安なく自信を持って見せられるようになりました。“ファンタ”という土台ができたというか、ケーキでいうとスポンジ部分ができたってところですね。いい意味でそれぞれが本来持っている色もより出しやすくなってきているので、これからいろんな種類のケーキが作れるようになっていければと思っています。

◆取材・文=入江奈々

FANTASTICSの世界、佐藤大樹、堀夏喜、八木勇征撮影=阿部岳人