『第68回小学館漫画賞』を受賞し、累計500万部を突破している人気漫画『明日、私は誰かのカノジョ』の実写ドラマシーズン2が5月2日(火)より放送される。今回は主演の茅島みずきに加え、“40代のソープ嬢”江美役として入山法子が出演。元バンギャでスピリチュアル信仰も強いなど、何かにすがりながら生きてきた江美と、何かにすがることを否定してきた主人公・留菜との対比を描く。
同ドラマは、2019 年よりスマートフォン・ PC向けマンガ配信サービス「 サイコミ」にて連載中の同名マンガが原作。生活費と学費を稼ぐために高級ソープランドで働く女子大生の留菜(茅島みずき)は、店にやってきたアイドルの隼人と出会ってから深い仲に。私生活でも関係を持つようになった2人のストーリーが本筋だ。
主人公の生い立ちや人物像だけでなく、特に“リアルすぎる心理描写”が注目を浴びた同作。続編となるシーズン2では、常に周りに流されて生きてきた40代女性・江美(入山法子)が登場する。元は留菜と同じ店で働いていたが、父の死去に伴って実家へ帰省。しかし占い師を心酔している江美は、導きのままに地元のスナックで働くことを決めた。やがて店の常連である岩崎に心を許すが…。
原作も読ませて頂きましたが、シンプルな画づくりと、可愛らしいキャラクターにそぐわぬ
ヒリヒリとした包み隠さないセリフの数々。どれだけ生きづらさを感じている人が、現代の波に翻弄されているのだろうと思いました。
江美は極端に言えば、自分1人では息を吸うことと吐くことしか出来ず、周りに流され生きてきた彼女は父の死をきっかけに今までの自分の人生を振り返ります。後悔や“たられば”ばかりが残る自分の人生、途方もなく続く今の生活、希望もない未来に、彼女はどう立ち向かっていくのか、精一杯寄り添って、演じ切りたいと思っています。
日本では、古来から人の一生を花に例えることが多いように思います。蕾が弾け、花の盛りが終わり、葉が落ち、枝が細くなっても、冬を越え春を迎えれば、根はまた深くなり、幹は太くなり、ひと回り大きくなります。花が散ることは恐れることではない、いくつになっても成長できる、再生できる、人生に無駄なことなんてない、そんな想いをお届けできればと思います。
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