以前、「ベストオブ狩野」を教えてほしいと試写室を書いたところ、視聴者から「私の『ベストオブ狩野』はこれです!」とさまざまなコメントをもらい、一人でニヤニヤしていた。そんな話がもう2年前。そして、2年ぶりとなる今回、狩野が最高すぎて、早くも「ベストオブ狩野」更新の予感がしている。
関ジャニ∞ファンの友人と遊ぶたびに関ジャニ∞のライブDVDを見せてもらい、解説してもらっていたことが懐かしい。「横山くんは格好よさをつねに更新している。努力ができる天才。つまりいつでも今が最強」という言葉の意味が、その当時はあんまりぴんときてなかった。
でも今になってそれを実感し、理解した。最強を更新し続ける男・横山裕のその魅力に。その魅力は狩野でも存分に発揮されていたし、2年ぶりの横山演じる狩野に本当に魅了された。リアコの誕生である(なぁ友よ…ようやく意味が分かったよ)。
ちなみに私がお薦めしたい「ベストオブ狩野」は、狩野がくるんくるん回りながら帰宅するシーン。どちらかというと自分の感情を表現することが苦手そうな狩野が、このシーンでは喜びを隠しきれずに体全体で表現している。あまりのギャップに何度も見てしまったし、「かわいい…!」ともだえた。(皆さんのベストオブ狩野もぜひ教えてください)。
そして、忘れてはいけないのは「コタロー」の存在。小学生になり、周りの大人たちに寂しさを与えるほどしっかりしてしまったコタローは、“しょくぎょうくんれん”のために、さまざまな衣装を着こなす。その様子に何度かわいいと言ったか分からないし、自然と笑顔にさせてくれた。
その一方で、とある出来事がコタローに襲い掛かる。もし自分がコタローの立場だったらどうするかと考えるだけで涙が出るし、とある出来事の後コタローの行動で本当に涙が出た。ただ楽しいだけではなく、さまざまなことを考えさせてくれるハートフルコメディ、恐るべしである。
その他にも、「佑(松島聡)のかすれた声や作業服が格好いい」「美月(山本舞香)がかわいすぎて無理」「白洲迅の役がぬるっとしてて怖い…!」「コタローきゅん!」などまだまだ語りたいが今はここまでにする。きっと全ては語れないし、語り切れないくらい魅力がこのドラマにはぎゅっと詰まっている。
キャスト、スタッフが全身全霊を込めて、丁寧に作っている「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」は本日4月15日(土)夜11時よりスタートする。「見なきゃ損!」とは言わないが、「見て損はない」と思うので、コタローや狩野たちとともに笑って泣ける土曜夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
文=くまこでたまこ
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