アニメ「Opus.COLORs(オーパスカラーズ)」(毎週木曜深夜0:00よりTOKYO MX、BSイレブンにて放送、DMM TVにて独占配信)の第2話が4月13日に放送された。和哉(CV:内田雄馬)が幼なじみの響(CV:逢坂良太)に拒まれても追いかけようとする姿が描かれ、和哉の健気な姿にキュンとさせられた。(以下、作品のネタバレを含みます)
同アニメは企画・原案のひなた凛他、人気アニメ「スタミュ」のスタッフが再結集して制作したオリジナルアニメ。アーティストとプロデューサーが2人1組で取り組む新しいデジタルアート“パーセプションアート”に青春をかける少年たちが描かれる。声の出演は内田、逢坂のほか、花江夏樹、豊永利行、梅原裕一郎、島﨑信長、八代拓、古川慎、中島ヨシキ、鈴木崚汰ら。また、オープニングテーマは浦島坂田船が務める。
第1話はプロローグ的で、作品のテーマであるパーセプションアートや舞台となる永茜高校などの基本的な説明も多かったが、第2話では物語が動き出してグイグイと引き込まれた。パーセプションアートのアーティストとプロデューサーであるグレーダーは仲が悪く、実作業するアーティストを駒のように考えて見下すプロデューサーが多いようで、特殊なパーセプションアートに限らず、実社会を見ているようないたたまれなさがある。そして、アーティスト専攻1年の主人公・月見里和哉と、幼なじみでありながらなぜか和哉と距離を取ろうとするグレーダー専攻3年の多岐瀬響をはじめ、永茜高校の面々の個性とパワーバランスが見えてきた。
永茜高校のパーセプション学科では、コンクールのために学園の相談役であるジェネラルズがアーティストとグレーダーのペアを選出するが、パートナーに不満がある生徒が続出。やむなく候補生自らにペアの組み直しをさせるべく「パートナー再選考会」を実施することに。
和哉は響も変更を望んでいることにショックを受けるものの、「ペアになれて嬉しかった、一緒に作品が作りたいと思ってる」とまっすぐな気持ちを伝える。振ってるしっぽが見えそうなほどのワンコぶりがいじらしい。それでも、響はもっと他に目を向けてみろと和哉にいう。響は響でかたくなで、なかなかに手強い。
彼らのところにグレーダー専攻3年の榊知陽(CV:古川慎)がやってきて、おもちゃ=アーティストの管理は自分でしろという。和哉はアーティストを馬鹿にした榊の態度に歯向かうが、榊は和哉を月見山夫妻の息子というブランディング力だけは買っていると言うのだった。榊はなかなかにアグレッシブなキャラクターだが、強気で憎めなさがある。
和哉は幼なじみでアーティスト専攻1年の都築純(CV:花江夏樹)らに励まされ、グレーダーの連中をやり返すと一念発起し、アーティスト専攻3年の御来屋楓(CV:中島ヨシキ)も賛成する。翌日再選考会のタイムアップになる正午前、御来屋はアーティストにもグレーダーを選ぶ権利はあるといい、アーティスト専攻の灰島伊織(CV:梅原裕一郎)と織堂優一(CV:仲村宗悟)を自由にしていいかわりに、御来屋が登世康平(CV:山下大輝)と、和哉が響とペアを組むことを要求する。
それを聞いて大きくため息をつく響。隣にいた榊は、伊織は1年生に譲ってやってもいいが、月見山夫妻の忘れ形見である和哉を自分のパートナーに欲しいと条件を出すのだった。
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