SASUKEは、女優でモデルのまゆ(北澤舞悠)が“オオカミちゃん”だと知りながら、メンバー最年少とは思えない大きな包容力で、まゆの「私はオオカミちゃんじゃない」「サスケくんには信じてほしい」という嘘に付き合って、最後まで彼女を一途に思い続けたのだった。
「サスケくんが私の“彼”で本当によかった」。最後の手紙でサスケにそう言い残したまゆ。まゆとサスケがそれぞれ抱え続けた思いに、3人は「切なすぎる。つらい…」と大粒の涙を流した。
“オオカミちゃんくん”の最終回で、横澤が泣きながら口にしたのが「最終回って、いつもと目線が違うから。(オオカミを担ったメンバーが)背負ってるものが大きすぎて…」という一言。
そう、メンバーたちの過ごした時間から見えてくるのは、恋の感情だけではない。相手の幸せを願う気持ちや、果たさなければならない役割と本当の気持ちの間で揺れ動く葛藤も覗く。“嘘つきオオカミ”だって、落ちてしまった恋から引き返すことはできないのだ。
そんな、どうしようもない感情の機微が垣間見えるメンバー脱落回や最終告白には、世代を超えて人々の胸を打つ力がある。今シーズン「花束オオカミ」では、失恋を乗り越えて新たな恋に踏み出したなぎさ、初回から一途にひとりの男性に想いを寄せ続けるまなみ、そして真っすぐな男子メンバー・マテウスに想いを寄せられる“格闘家・朝倉未来発掘の美女”みづき(美月)3人の名前が、脱落メンバーの候補に挙がっている。
彼女たちそれぞれが、そして、ともに特別な春を過ごす8人の仲間たちが複雑な思いを抱えて迎える脱落発表。そこには、11人にとって一生に一度の経験になるドラマが待ち受ける。大人女子の心も激しく揺さぶるそのドラマをぜひ見届けてほしい。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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