横浜流星「“雨男”のせいですみません!」主演映画のイベントが大雨で中止に

2023/04/16 15:51 配信

映画 会見

横浜流星が主演映画「ヴィレッジ」のスペシャルコラボトークイベントに登場※ザテレビジョン撮影

俳優の横浜流星が4月16日、東京・金王八幡宮で開催された映画「ヴィレッジ」スペシャルコラボトークイベント『ヴィレッジと能』に、共演の奥平大兼、本作で“能”の監修をしたシテ方喜多流の能楽師・塩津圭介氏と共に登壇。作品にまつわるトークを展開した。しかし、イベント中盤に差し掛かった頃に大雨に見舞われ、中断・中止の憂き目に。自称“雨男”だという主演の横浜は「雨男ですみません(笑)」と謝罪して和ませるとともに、屋根のない場所で取材していた記者・カメラマンの体調を思いやる言葉も添え、外は雨模様でも気持ちを晴れやかにさせる優しい心遣いを見せた。

先輩俳優たちからの絶賛の声に感謝


同作は、「村」という閉ざされた世界を舞台に、そこで生きる人々のリアルな姿を描き、現代日本が抱える闇をあぶり出す異色のサスペンス・エンターテインメント。「新聞記者」や「ヤクザと家族 The Family」などで知られる藤井道人監督が脚本・演出を手掛けた。横浜は、どこにも居場所を見つけられずに生きてきた主人公・片山優役で、ダークサイドに転じる姿をリアルに体現する。

先行試写会などで鑑賞した舘ひろしや綾野剛ら著名人からも好意的な感想が届いている本作。それらの声を聞き、横浜は「たくさんの方が見てくださって、感想もくださり、本当に感謝しています。この作品は受け取り手の解釈に委ねる作品だと思うんですけど、感想すべて読ませてもらって、本当に皆さん全然違くて、だからこそ非常に興味深い言葉がたくさん並んでいたので、どの言葉も印象に残っています。本当にありがたいです」と、感謝を込める。

奥平も「大先輩の方に映画を見ていただいてとてもうれしいですし、横浜さんがおっしゃっていたように、本当に見る人によって見方が変わる。映画を撮っている時と試写でスクリーンで見た時、演じた僕ですら解釈がすごく変わって、映画に対する見方も変わった作品だったので、いろんな方に見ていただきたいです」と演じた側だからこそ分かる、作品の魅力を伝えた。

横浜流星※ザテレビジョン撮影

古典芸能は芝居の原点


撮影前に能の指導をしてもらったという横浜は「体幹が大事なんだなとすごく感じました。古典芸能は芝居の原点でもあるので、実際に触れることができて良かったですね」と語り、優という人物像を「感情を放出する術が分からなくなってしまった人間なので、内に内に沈めていくことが大事ですし、ただ感情のコップに水がどんどんたまっていっているので、いつあふれてしまうかも分からない不安定さは大事にして、優として生きてきました」と分析し、役作りをする上で意識したことを明かした。

映画「ヴィレッジ」スペシャルコラボトークイベントより※ザテレビジョン撮影