「ジャンケン…パーなのだよ」。後半パートは、Twitterで毎日ジャンケン動画を投稿している高橋が、斎宮宗ボイスでジャンケンをするところから和やかにスタート。ここでは、「高橋さんにガチで聞きたい10のこと」と題し、山崎が事前に考えた質問を高橋に訊ねていく。その内容は仕事のこと、そしてプライベートなことまで、山崎の高橋への尊敬が窺えるものだった。
1問目から、「アニメの現場での役作り」について尋ねる山崎。それに対して「芝居だから、台本から発想して役を作っていくのは、どんな役者も一緒です。そこからは人物像を作り、デフォルメで味を加えていき、動きに合わせていく。その中で不可抗力的なもの、予期し得ないものが生まれていくのですが、僕はそれに頼ることも多いです」と経験則からの方法論を語る。深く頷く山崎は、最近の稽古でも「不可抗力的なもの」が生まれた経験があったようで、「めっちゃわかります!」と共感していた。
実際に、高橋の芝居に触発されているという山崎は「演じるうえで、意識していることは何ですか?」という質問も。高橋は「役に集中することですね」と返答。「あとはお客さんが楽しめるかどうかを意識します」と続け、「そのうえで、自分を客観視することも大事ですから」と主観と客観のバランスを意識していることを話すなか、山崎は学ぶことが多いようで互いのトークは白熱した。
その後も高橋が、好きな音楽について、尾崎豊などカリスマ性ある音楽を愛好してきたと話す場面や、高橋がTwitterにで毎朝行なうジャンケンの秘密を明かすなど、ここだけでしか聞けないトークでリスナーを魅了。「聞いてる大輝くんの表情嬉しそう」と普段の山崎を知るファンゆえの感想も飛び交った。
山崎からの最後の質問は、「(「『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Party Live-」で)斎宮宗を演じるのですが、何を意識したらいいんでしょうか…」というもの。高橋は「お前はお前の斎宮宗を演じればいいんや!」と力強く、温かい檄。山崎はこれに感謝感激の様子で、コメント欄も「カッコいい!」「神回だ!」「幸せすぎて涙止まりません」と、ボルテージが上がっていった。
最後のコーナーは恒例「クイズ! 無茶ぶり愛してる!」。お題を引き、「愛してる」で締めくくる無茶振りな即興芝居を二人それぞれが演じ、その芝居のシチュエーションを互いに当てるというコーナー。山崎は早速お題を引き、芝居モードに。のれんをくぐる仕草を見せて、麺を啜り、その味を確かめて、「愛してる」を言い放つ。この芝居を見た高橋は、山崎の麺を食す手つきを詳細に分析。落語のそばをすする際の箸の持ち方をしていたことに着眼し、「そば屋の店主への愛してる」だと回答。だが、答えは、「期待しないで入ったラーメン屋が予想外に美味しくて店主に向かって愛してる」。「(ラーメン屋なのに)レンゲが無かったから!」とツッコむ高橋は、ガチの演技指導のようでもあって、「確かに落語みたいな感じでしたね…」と落胆する山崎に、いつになく熱量の高い「無茶ぶり愛してる!」となっていったのが面白かった。
その後は高橋が、スマホを祈るような想いで見つめたあとに、ガッツポーズをして「愛してる!」と絶叫するハイテンションな芝居を披露。これの正答は「スマホのゲームのガチャで大当たりを引いた時の愛してる」。山崎の答えはそれにニアミスしているという判断で、スタッフからかろうじて正解の判定が。ホワイトデーにちなんだお菓子のご褒美がプレゼントされ、喜ぶ二人が可愛かった。
濃厚な1時間に、「…そろそろ閉店の時間が来ました」と山崎は虫の息。高橋に今日の感想を問うと、「僕、本当は人見知りなんですよ。最初はうまく話せるかどうかわからなかったんですけれど、さすがマスター。話の導き方がお上手です」と山崎を褒めちぎる。これに恐縮し、赤面したマスター・山崎は深々とお辞儀。「役者の先輩として、今日お話を聞けたこと、本当に嬉しく思っています!」と感無量のようだった。「二人の斎宮宗くんの演技に対する話が聞けてよかった」「本当に素敵な時間をありがとうございます!」とのリスナーの声も留まることがなかった。
次回は、山崎がミュージカル「ザ・ミュージック・マン」で共演する俳優・小田井涼平。舞台や稽古でどんな関係性を二人が築き、マスターとお客として対峙するのか。先輩俳優のゲストが続く、次回の配信にも期待が募るばかりだ。
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