コスプレイベントといえば、会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメや漫画、ゲーム、さらにはこれからはやりそうな作品まで分析できる…というところも、参加する上での楽しみの一つ。本記事では、3月~4月にかけて開催された各種イベントで見つけた、魅力溢れるコスプレイヤーたちにクローズアップ! メークや衣装制作、キャラクターに似せるための体づくりなど、それぞれにコスプレに対する“こだわりポイント”を、ひと言コメント形式で話してもらった。
こだわったのはウイッグの造形です。立ち上げが特徴的なキャラクターなので、不自然にならないように気をつけて。その上でしっかりと存在感のある立ち上げができたんじゃないかな…と思っています。それと前髪も自然な感じに仕上げて。透け感もいい感じに再現できました。(「ようこそ実力至上主義の教室へ」櫛田桔梗/尊みを感じて桜井さん)
衣装は自作で用意したものなんですけど、特にこだわったのは足元ですね。もともとは黒いブーツだったんですけど、衣装と同じ色に塗って、パーツも取り付けて完成させました。(「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」空条徐倫/うさこさん)
原作コミックの“作画の力強さ”を再現したくて。試行錯誤しながら「ジョジョ」らしいメークを頑張ってみました。特に目元にはこだわっていて、舞台用の毛量の多いつけまつげを使い、インパクトを出してみました。(「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」エルメェス・コステロ/おさるさん)
こちらのインタビューは、3月25日、26日に東京ビッグサイトで行われた「AnimeJapan 2023」で実施したもの。最新アニメの情報発信をはじめ、人気声優陣によるトークステージ、会場限定グッズの購入など、見どころ満載となった同イベントには、2日間で10万人を超すアニメファンが来場。“完全復活”にふさわしい賑わいを見せた。
そんな「AnimeJapan 2023」に続き、「ニコニコ超会議2023」(4月29日・30日に幕張メッセで開催)などコスプレが楽しめる大型イベントは、今後も続々と全国で開催が予定されている。それらの会場では、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか? そうした点にも注意しながら、最新のアニメや映画などをチェックしておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。
◆取材・文=ソムタム田井
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