コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、年の近い継母と"家族"になるまでの様子を描いた漫画『僕は今好きになってはいけない人と暮らしてる』をピックアップ。
作者である小祭たまごさんが4月11日に本作をTwitterに投稿したところ、6,700件を超える「いいね」が寄せられ反響を呼んだ。この記事では、小祭たまごさんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについて語ってもらった。
中学生の少年・鷹春のもとに父の再婚相手として現れたのは、10歳しか年の離れていないお姉さん・太陽だった。父が出張の間、いいお母さんになろうと、鷹春の好きな料理を作ったり、積極的に話しかけたりしているが、なかなか距離は縮まらないままだった。
その原因は、鷹春が太陽さんを意識してしまっていたからだ。それぞれの友人に相談し、家族のあり方について考えていた2人は、その日一緒にゲームをすることになった。カップルでやるゲームではないかと意識してしまう鷹春だったが、太陽さんはシュールだと笑い飛ばした。
ゲームを進めるうちに、太陽さんがずっとブレずに自分を信じて救ってくれていたことに気付いた鷹春がとった行動とは…。
10歳しか年の離れていない継母と徐々に家族になっていく様子が描かれた本作。Twitter上では「やっと家族になれた…」「泣ける」「最後の展開に涙が止まらない」「1回じゃ読み足りない」「めっちゃ尊い」「刺さった」「多感な時期なのにいい子」「素直に感動」などのコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。
――本作は、年の近い継母との関係に悩む少年の葛藤を描いていますが、物語に込めた思いやこだわった点などがあればお聞かせください。
この作品を描いた当時は実際に自分がこういう環境にいたらどういう精神状態になるか等を考えて、そのあと主人公の性格ならどういう違いが出るかをこだわっていました。出来うる限り他人を思いやれる人たちを描こうと思っていました。
――本作の中で小祭たまごさんが特に思い入れのあるシーンやセリフなどがあれば理由とともにお聞かせください。
主人公の男の子と、ヒロインにあたる太陽さんがそれぞれの友人に相談するところが好きでした。みんな違った優しさがありますよね。
あとは大人になりたいと心から思っているシーンです。
――小祭たまごさんが描く作品は、男性を翻弄するような女性が多く描かれているようにお見受けしますが、意識している点やこだわっていることなどはあるのでしょうか。
意識せず人を翻弄させる人は描いていて楽しいからです。
―― 小祭たまごさんの今後の展望や目標をお聞かせください。
メジャーな題材を選びつつも少し自分らしいニッチさが出た作品たちを産んでいきたいです。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつも読んでいただきありがとうございます。支えになっております。これからも末永く描いていこうと思いますので、楽しんでいただけるように制作していきます。
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